お金を借りる時の不安はココで解消!

借金をまとめるってどうやるの?おまとめローンのポイント伝授!

1社でのみカードローンを利用していれば気になることはありませんが、複数の会社から借入をしている場合、いろいろと悩ましいことがあるのはご存知でしょうか?

それは「月に数回返済日があって管理が大変」「返済額がかさんできてかなりキツい…」といった悩み。

最初の1ヶ月~3ヶ月くらいは大丈夫かもしれませんが、それが数年続くとなるとげっそりしてしまいそうですよね。

そんな方におすすめしたいのが「おまとめローン」。でも「おまとめローンって結局どうなの?」という方も多いと思いますので、メリットやデメリット、そして実際のおまとめローンを利用した方の声をご紹介しつつ、じっくり解説していきたいと思います。

「おまとめローン」の何がいい?メリットを知りたい!

複数の借入をまとめることが出来る「おまとめローン」。まとめることでどんなメリットがあるのでしょうか?

「わざわざまとめるのはちょっと面倒」「何かしらメリットがないとちょっと…」という方も多いと思いますので、まずは「おまとめローン」でまとめることによってどのようなメリットを享受出来るのかを解説していきます!

返済日が毎月1回になり、返済の管理がとってもラクに

複数の借入がある場合、それぞれの借入で返済日が決まっています。自分で指定できればすべて同じ日に設定できることも可能ではありますが、大体はバラバラになってしまっているはずです。

例えば借入件数が3件の場合、毎月5日、15日、末日という設定ですと1ヶ月に3回も返済日が訪れることになります。返済方法にかかわらず、きちんと管理していないと知らない間に返済を忘れていて延滞になっていた!なんてことにもなりかねません。

おまとめローンを利用すれば返済日が毎月1回だけになるので管理がぐっとラクになります。

毎月の返済額が抑えられる!自己破産を防ぐ効果も!?

複数の会社から借入をしていると、返済日もそうですが「返済額」も大きな負担となります。

例えばA社には毎月1万円、B社には5千円、C社には3千円という返済をしている場合、毎月の返済総額は1万8千円と2万円近くになります。2万円を毎月…となると結構な負担ですよね。

中には返済できないから別の会社で借りたお金を返済に充て、さらにまた返済出来ない分を別から借りて…という自転車操業のような借り方・返し方をしている方もいます。これではずっと借金が減らないどころか増えてしまうため、最終的には自己破産という手段を取らざるを得ないことも…。

自己破産や任意整理などの債務整理をすることになると信用情報がブラックになってしまい、そもそもお金を借りることが出来なくなってしまうため絶対に避けたいところです。

この点もまとめることで毎月の返済額が少なくなり、返済の負担が減るので債務整理をしたり、さらに他社からお金を借りる必要もなくなります。

適用される金利が低くなるので返済総額が少なくなるかも

カードローンは基本的に、借り入れる金額や利用限度額が大きくなればなるほど適用される金利も低くなります。これはカードローンを利用したことがある、利用しようとしたことがある方であれば「常識」といってもいいほどだと思います。

多重債務者の場合、1社からの借入はそんなに多くありません。利息は除いても、1社から借りている金額は20万~30万、多くても50万くらいがせいぜいではないでしょうか(消費者金融の場合、総量規制もありますので)。

つまり、適用される金利は最高金利(一番高い金利)と考えられます。消費者金融であれば18%程度、銀行系カードローンでも15%くらいの金利で借りることになります。

しかしおまとめローンであれば、利息も含めた現在の借入金額をすべて1つの借入として扱えるため、適用される金利が今よりも低くなる可能性が高いんです。

適用される金利が低くなれば、返済総額も現在(おまとめしない状態)の予定返済総額よりも少なくなるかもしれませんので、返済額の負担も減るというわけですね。

おまとめローンは「総量規制」の対象外なので安心!

おまとめローンを利用する際に「でも総量規制が…」という方もいるかもしれません。

おまとめローンで借入る金額は今借りているお金の利息分も含むので、それも加算すると総量規制を超えてしまったらダメなのでは?という不安ですね。

総量規制とは、自身の年収の3分の1を超える金額を借りることが出来ない仕組みで、消費者金融でお金を借りる場合には必ず意識しなければならないものです(銀行系カードローンは総量規制の対象外です)。

しかしおまとめローンは総量規制の「例外」である「顧客に一方的に有利な借り換え」に当たりますので、利息分を含めて仮に年収の3分の1を超えた金額になってしまっても問題なし、と法的に判断されているんです。

「総量規制を超えそうだから不安」という理由でおまとめローンの利用をためらっていたのであればもったいない!すぐにでも…とは言いませんが、検討してみる価値は十分にあるかと思います。

ちなみに「住宅ローン」や「車のローン」も総量規制の対象外となります。
(こちらもご参考に→カーローンに関するおすすめ記事はこちら

多重債務が解消されるので追加の借入も可能かも!?

カードローンの審査において「多重債務(複数の会社からお金を借りていること)」は非常にマイナスになります。

その理由は、たくさん借りていることで「お金を非常に必要としている=お金が足りない、問題がある!?」と判断される傾向にあるからです。

そのためお金を借りたくても借りられない…という状態であれば、おまとめローンでひとつにまとめてしまうことをおすすめします。

まとめることで借入件数は1件となり、かつそれまで借りていた会社には「完済」として処理されます。

そのため多重債務が解消されるので、追加で「お金を借りたいな」と思った時に審査で不利になりにくい可能性があります。

もちろん多重債務の状態が解消されたからといって、簡単にお金を借りられるわけではありません。

「総量規制」や、現在のおまとめローンでの借入金額によっては追加で借入が出来ない可能性も十分に考えられます。

おまとめローンを利用してメリットを感じた?体験談を聞いてみた

実際におまとめローンを利用した人はこれらのメリットを感じたのでしょうか?ちょっと気になりますよね。

そこで、実際に利用したAさんのお話を聞いてみました。

AさんはOLの女性。派遣社員として働いていましたが、収入がそんなに多くなく、家賃と生活費を除けばあまり手元に残らない…という生活を送っていました。節約もしていましたが、とうとう生活費がピンチになり、初めてカードローンを利用したといいます。

「自分の収入で利用できるかは疑問がありましたが、すんなりと審査に通りました。20万円も借りられると知って驚きました…」と語ってくれました。

カードローンで生活費のピンチを乗り切ったAさん。それで「カードローンって便利!」とハマってしまい、それまで我慢していたブランド物や服などをついつい購入するようになってしまったそうです。

「今のカードローンの限度額いっぱいまで使ったら、別の会社に…という感じでした。最高で4社くらいまで借りてましたね。審査に落ちてはじめて、今私ってとんでもない状況なんじゃ…と目が醒めました」

そう、知らず知らずのうちにAさんは多重債務者となっていたのです。もちろん毎月の返済額もかなりのものとなっており、どうすればいいかわからなかったと言います。

「そこで知ったのがおまとめローンでした。1本化することで負担を減らせると聞いて、飛びつきましたね。毎月の返済額が8万円くらいになっていたので…」

審査に通るかかなり不安だったとのことですが、無事に可決。毎月の返済額を4万円と半分に減らすことが出来、現在はしっかりと返済しつつ節約生活を送っているそう。

「あのまままとめてなかったら、多分自己破産していたと思います。毎月の負担が半分くらいに減ったのがとにかくほっとしましたね」

金銭的な負担もそうですが、心理的な負担もかなり減るのがおまとめローンのメリットといってもよさそうですね。

複数の借金をまとめることで負担が大幅に減る…それがおまとめローンのメリットというわけだべな。

「まとめられるからラク」「負担が減る」というすぐにわかるメリットもいいもんだが、「お金を借りられない」「返済が追いつかない」という恐怖からも解放される、という点はかなりのメリットといってもいいかもしれないべな。

いいことばかりではない?おまとめローンのデメリット

様々なメリットがある「おまとめローン」ですが、いい面だけを見て申し込んだら、もしかしたら手痛いしっぺ返しを食らうかも!?

…非常に残念なことではありますが、おまとめローンは神の一手というわけではありません。利用することによる「リスク」も伴います。

リスク…とまで言うのは言い過ぎかもしれませんが、「デメリット」が存在することは確か。このトピックでは、「おまとめローン」で借金をまとめることによって発生するデメリットについて解説したいと思います。

逆に返済総額が増えてしまう可能性がある!?

驚く方もいるかもしれませんが、おまとめローンを利用することで逆に返済総額が増えてしまう可能性があります。

当然ですが、複数の会社からお金を借りている場合、1ヶ月に借りている会社分の返済をしなければなりません。3社から借りており、それぞれ2万円ずつ返済しているとすれば、合計返済額は6万円になります。

それをおまとめすることで1つの借入となり、返済額は少なくなる…これはおまとめローンにおける大きなメリットと言えるものでした。

しかし返済額が少なくなる、ということは決して「素晴らしい」とは言えないといったらどうでしょうか?

おまとめローンは確かにまとめて返済の負担は減りますが、元金に必ず「利息」がつきます。返済額が多いほど元金が少なくなるペースが早くなりますので、かかる利息の合計は少なくなると考えられます。

「プロミス」で100万円を15.0%の金利で借り、返済額「4万円」で返済した場合と、「40万円」「30万円」「30万円」の100万円をそれぞれ毎月2万円ずつ(金利はいずれも17.8%)毎月合計6万円を返済した場合の利息額を比べてみましょう。

返済総額 利息総額 返済期間
おまとめローン 1,206,514円 206,514円 31ヶ月
複数借入 478,013円+341,844円*2 161,701円 40万円:24ヶ月
30万円:18ヶ月

と、並行して返済することで返済の負担が実は少ないことがわかります。もちろん「並行する返済が負担だからおまとめローンを利用する」のが普通なので、少々論点がずれている…と思う方もいるかもしれません。

しかし「おまとめすれば負担が必ず減る」というわけではない…ということはおわかりいただけたのではないでしょうか?

返済期間がどうしても長くなってしまう

先ほどの表を参照していただければわかると思いますが、返済期間の項目にも注目していただきたいです。

おまとめローンを利用した場合の返済期間は「31ヶ月」、対して複数借入を並行して返済していた場合は最高でも「24ヶ月」です。

どちらも2年はかかるのですが、おまとめローンの場合は3年近く返済しなければならないことがわかります。並行して返済していた場合は18ヶ月で30万円の借入が完済出来ますので、残りの半年間は40万円の返済、すなわち毎月の返済額は2万円で済むことになります。

おまとめローンは1つの借入にまとめる分、「金利が低くなる」「毎月の返済額が少なくなる」という大きなメリットがあるのは確かですが、逆に1つの借入にまとめてしまうことで「利息額は大きくなる」「返済期間が長くなる」というデメリットを負う可能性もあることを忘れてはならないと思います。

もちろん、複数借入をしている時の返済額がもっと少なければおまとめローンにしたほうが負担が少なく、かつ利息総額も少なくなる可能性もありますし必ずそうだとは言えません。

「期間が長くなってもいいから月々の返済を減らしたい」と考える方もいるでしょう。そういう方にはこちらの項目はデメリットにはなりえないと考えられますね。

もしかしたら利息を払いすぎているかも?事前チェック必須

CMなどで「あなたは利息を払いすぎているかも…」なんて言葉を聞いたことがありませんか?

現在は法が整備されてかなり時間も経ってきたため、該当する方もかなり少なくはなっていると思うのですが、以前は「グレーゾーン金利」という金利がまかり通っていました。

現在では高くても20%が上限となっている金利ですが、それを超える25%、28%といったかなりの高金利でお金を貸すことが普通だったのです。

しかし2010年に法整備され、グレーゾーン金利は撤廃。20%を超える金利は違法な金利とされ、その金利で返済していた利息分を「過払い(払い過ぎ、という意味です)」とし、払い過ぎた分を返還してもらう「過払い金返還請求」が出来るようになりました。

完済してから10年で過払い金返還請求の期限が切れてしまいますので、対象となる方は

  • 法整備以前に20%を超える金利でお金を借りた
  • 完済してから10年経過していない

という2つの条件を満たす借入がある方です。もちろんグレーゾーン金利の時代の借入であっても、金利が20%を超えていなければ法定金利の範囲なので対象となりません。

さて、前置きが長くなりましたがもしあなたが過払い金返還請求が可能な借入があったとしても、それも構わずまとめて「おまとめ」されてしまいます。

おまとめローンはあくまで「この借入とこの借入を完済し、うちで借り換えます」としているものですので、それぞれの借入について細かく調査をすることはありません。なので返還請求が出来る借入を放置していて余計に借りすぎていた…なんてこともあります。

おまとめする前に過払い金返還請求をしなければならない!という情報もありますがそれは間違いで、おまとめした後でも過払い金返還請求を行うことは可能です。ただしおまとめした段階で「完済」したことになるので、そこから10年の期限になることは覚えておいてくださいね。

自分の借入はどうなっているのか、事前にチェックしてからおまとめローンを申し込むことをオススメします。

返済が負担になっている人にとってはありがたい「おまとめローン」だが、返済期間が長くなったり、返済総額が多くなる可能性があったりデメリットもあるんだべな。

つうてもそこは人によってはデメリットであってもメリットの方が大きいこともあるべから、一概に「だからダメ!」ということはないべ。例えばボーナスが出たら借入残高が少ないものだけ完済しちまって、あとをまとめる…っつう方法もできるわな。

おまとめローンや借り換えローン、どれを選ぶべき?

おまとめローンのメリットやデメリットは一通りおわかりいただけたかと思います。デメリットも知った上で「それでもおまとめローンは魅力的だから利用したい」と思った方もいるのではないでしょうか。

とはいえ、おまとめローンも様々な種類があり、どれを選んだらいいのかわからない!と悩んでいて決まらない!なんて方もいるかもしれません。

そこでこのトピックでは、おまとめローンを利用するときの注意事項や、いくつかのおまとめローンのご紹介をしたいと思います。

おまとめローンはフリーローンと同じ!追加の借入は基本不可

まず、おまとめローン(または借り換えローン)について知っておくべき大事なポイントがあります。

それは、基本的におまとめローンでは「他社の借入を返済するのに必要な金額」しか借りることが出来ないことです。

「借金のおまとめもしたいけど、他にもお金が必要だからついでに金額を足して借りちゃおう!」なんてことは出来ません。

後に紹介します「東京スター銀行」のおまとめローンであれば追加で借りることが出来るのですが、そちらも条件を満たさなければなりません。

ですので仮に他社からの借入額の合計が300万円だった場合は300万円しか借りることが出来ず、「ついでに旅行費用として20万円借りたいから320万円で申請しよう」というのはムリ、ということです。

対象となる借入が限定されることがあるので注意!

おまとめローンには実は2種類あることをご存知でしょうか?

消費者金融は法律上は「貸金業者」に該当し、「貸金業法」という法律が適用されます。銀行は貸金業者に該当しないので、この法律は適用されません。

貸金業法でもしっかりと「おまとめローン」に関する法律が定められており、この法律の中で「おまとめ」する対象の借入が変わります。

  • 顧客に一方的に有利な借り換え
  • 総量規制を超過した借入残高を段階的に減らしていくための借り換え

の2種類です。ちなみにどちらも総量規制の「例外」となりますので、借り換えをしたことによって総量規制に抵触(年収の3分の1を超えた借入金額になっても)しても問題ありません。

前者の「顧客に一方的に有利な借り換え」の場合、対象となるのは「貸金業者からの借入(消費者金融のカードローン・クレジットカードのキャッシング枠を利用したキャッシング)」及び「その他の金融機関からの借入(銀行系カードローンなど)」や「クレジットカードのショッピング枠」も入ります。

一方「総量規制を超過した人に対しての借り換え」では、「貸金業者からの借入」のみが対象となります。銀行系カードローンやクレジットカードのショッピング枠は対象となりません。

法律上はそう決められていますが、基本的には「他社からのカードローンでの借入」「クレジットカードのキャッシング枠」を対象としていることが多く、かつ消費者金融の場合は貸金業者からの借入しか受け付けないことも多いです。
(⇒キャッシングの体験談を一挙ご紹介!

具体的なおまとめローン・借り換えローンの金利などは?

具体的なおまとめローン及び借換ローンの金利や限度額などを、各社チェックしてみましょう。

名前 限度額 金利 銀行系
アイフル
「おまとめMAX」
1万円~500万円 12.0%~15.0% 対象
アイフル
「かりかえMAX」
1万円~500万円 12.0%~17.5% 対象
アコム 1万円~300万円 7.7%~18.0% 対象外
プロミス 1万円~300万円 6.3%~17.8% 対象外
東京スター銀行 30万円~1,000万円 5.8%~14.8% 対象

圧倒的に消費者金融の方がおまとめローンが多いことがわかります。

アイフルでは「おまとめMAX」と「かりかえMAX」の2種類がありますが、この違いは「これまでアイフルを利用していたことがあるかどうか」です。

既にアイフルを利用していて、アイフルの借入もまとめたい方は「おまとめMAX」を、アイフルをこれまで利用したことがなく、アイフル以外の会社の借入をアイフルで借り換えたい場合は「かりかえMAX」を利用することが出来ます。

また、東京スター銀行のおまとめローン「スターワンバンクローン」は他のおまとめローンとはちょっと違います。今回ご紹介している中で唯一の銀行のおまとめローンというのもそうなのですが、この商品では限度額が実は2種類あるんです。

表に記載しました限度額は「借入限度額」、つまりおまとめした際に借りられる上限額です。それに加えて、別途「30万円~300万円」までの限度額が設定され、借入残高がこの限度額を下回った場合、追加で借入が可能なんです。

ちょっとわかりにくいかと思いますので例を出しましょう。仮に600万円の借り換えをしたい人が審査に可決し、「借入金額は600万円、利用限度額は100万円」という審査結果になったとしましょう。

このケースでは、借入残高が100万円を下回らない限り、つまり500万円を超えて返済しない限り返済専用のローンとなります。しかし返済金額が500万円を超えた時点(残高が100万円を切った時点)で、「100万円 – (借入残高)」までは借入が可能なんです。

もちろんお金の使いみちは自由です(ただし事業性資金は不可)。

おまとめローンも、会社や商品によっていろいろ違うんだべな。自分がまとめようと思っている借入は「貸金業者から」なのか、それとも「それ以外」なのかをチェックしておかないと、まとめたくても対象外でまとめられない…なんてこともあるかもしれないべ。

消費者金融からしか借りてないってんならどこで借り換えても問題ないべ。銀行系カードローンの借入もまとめたい…ってんならその借入が対象になるのかきちんと確認することが大切だべな。

自分の借入がまとめられるかわからなければ電話なんかで相談すっと答えてくれるべから、気になる会社があったら聞いてみるのが早いべな。

普通のカードローンでの借り換えはアリ?そのメリットとデメリット

おまとめローンは確かに便利ですが、「普通のカードローンじゃだめなの?」という方もいるかもしれません。

確かに普通のカードローンでおまとめしたほうが自由が利きそうなイメージはありますよね。完済した後は自分で自由に使うことが出来るわけですし…。

具体的なメリット・デメリットを知りたい!という方もいらっしゃると思いますので、おまとめローンを利用せず、一般的なカードローンで借り換えをした場合のメリット及びデメリットを考えてみました。

使いみちが自由なので追加の借入もカンタンに出来る

やはり大きなメリットはこれ。一般的なカードローンはお金の使いみちが自由なので、借り換えやおまとめにしか利用できない「おまとめローン」と違い、完済した後もカードローンとして利用できます。

また、返済途中でお金が必要になった時に一時的に追加借入することも可能。返済専用のおまとめローンに比べると柔軟に資金の運用が可能になっています。

「おまとめローンで完済した後、またわざわざカードローンを契約するのは面倒」という方はこれは大きなメリットとなりそうです。

銀行系カードローンでも消費者金融でも!選べる幅が増える

次のメリットは、選べる会社の幅が増えることです。当然ですがおまとめローンを利用する場合、おまとめローンを提供しているところでしか利用することが出来ません。その点一般的なカードローンをおまとめとして利用するのであれば、非常に選べる幅が広がります。

おまとめはないものの低金利での利用のチャンスがある「モビット」や、無利息期間がある「レイク」、テレビ窓口を利用すれば最短40分で利用できるようになる「三菱東京UFJ銀行カードローン」、ネットでの手続きだけでカンタンに使える「楽天銀行スーパーローン」など…。
(⇒バンクイックでは増額もできるの?

自分の好みや重視したいポイントに合わせて選べるので、「仕方ないけどこれにしようかな」という妥協がなく、満足度が高い商品を選ぶことが出来る点もメリットと言えるのではないでしょうか。

「確実に借りられない」ことがデメリット。中途半端になることも

一般的なカードローンでおまとめする際のデメリットは、「確実におまとめする分借りることが出来るかわからない」点かと思います。

おまとめローンはきちんと法律に基づいたおまとめですので、「A社のカードローンはOKだけど、B社はダメ!」なんてことはありません(もちろん銀行系カードローンは対象外、となることはあります)。

しかし一般的なカードローンは融資したお金の使いみちをアピールする場は特になく(聞かれることもありますが)、審査の結果「貸せる額はこれだけです」と提示されるだけです。

例えばおまとめとして100万円借りたくても、審査の結果60万円しか借りることが出来ずおまとめ出来ない…なんてケースも当たり前のように存在します。

「2社程度まとめられればいいや」という感じであれば問題ないかと思いますが、どうせまとめるなら全部まとめたいですよね…。

「普通の借入」とみなされるので総量規制などに注意

おまとめローンは貸金業法の中で総量規制の対象外となっています。つまり、年収が300万円の人は100万円までしか借りられませんが、おまとめすることによって借入金額が140万円になってしまってもそれは問題なし、ということです。

しかしおまとめのつもりで消費者金融のカードローンを契約した場合、それは当たり前ですが総量規制の対象となります。追加での借入をしようと考える場合、「この人はかなり借りているから貸すのはやめておこう」と判断される可能性もあるわけですね。

銀行系カードローンは総量規制の対象外なのでおまとめにも向いていますが、いくら対象外といっても総量規制を超えて借りるのは至難の業といってもいいでしょう。

先ほどの例で言えば、「20万円と10万円の借入を別の銀行カードローンで借り換えよう」というなら全く問題なく出来る可能性が高いですが、「40万円と40万円の借り換えを消費者金融でしよう」という場合「40万+40万+80万(借り換え分)=120万円」となり総量規制に抵触してしまいます。

お金を借りないと返済も出来ませんから、少額なら問題はなくてもある程度高額であれば素直におまとめローンを利用した方がいいかと思います。

なんとなく「普通のカードローンの方が楽だから」と、おまとめローンを使わずにカードローンで借り換えしたい、っていう人も一定層いるんだべな。

つってもいうなれば今借りている金額の2倍を借りられないと意味がねぇわけだし、かなりハードルは高いと思うべ。いくら総量規制の対象外の銀行系カードローンであっても、総量規制を超えて貸すってことはあんまりないべ…やっぱり返済出来ないと意味がねぇからだべな。

10万円の借入2箇所を1箇所の借入にする、っていうくらいなら問題なくできそうだべ。借入額と自分の年収との相談、って感じだべな。

返済が負担になっているなら検討する価値あり。会社選びは慎重に

カードローンは利用していて確かに便利なものですが、その反面あまり意識しない間に多重債務者になってしまう恐ろしさも秘めています。

最初も「毎月返済くらい出来るだろう」と思っていたのがだんだん厳しくなってきたり、怪我や病気などで収入が一時的に減少することで返済が厳しくなってしまうなんてケースもあります。

いくら「辛い」と思っていても残念ながら借金が減ることはありません。もう手遅れになってからでは、自己破産や債務整理をするしかないかもしれません。それを避けるためにも「このままでは返済が滞りそう」と思ったときは「おまとめローン」をぜひ検討してみてください。

返済期間が長くなったり、返済総額が多くなる(かもしれない)デメリットもありますが、毎月の負担や精神的な負担が減るという大きなメリットもあるのが「おまとめローン」です。

各社によっていろいろと利用限度額なり返済期間なり特徴なり違いますので、契約してから「あっちの方がよかったな…」なんてことにならないためにもしっかりと事前に調べてから利用するようにしましょう。

【参考ページはこちら】
困った時はキャッシングまとめがおすすめ

おまとめローンはいわば「借金の整理をするためのもの」だべ。たくさんあったらいつかは管理出来なくなってしまうべから、細かいものほどまとめてしまったほうがいいとも思うべな。

もちろんまとめない方が結果的にいいってこともあるべから、まずは自分の状況がどうかをしっかりと確認することが大事だべ。その上でまとめたほうがよさそう、まとめないとしんどいだろう…と思ったんならそこではじめておまとめローンの利用を考えてみたらいいんじゃないべか。

お金の借り先や金額、金利なんかで自分にとってベストな商品は違うべから、じっくりと探すことが大切だべな。

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