金利・審査で失敗しない!比較でわかるお得なカーローンの選び方
カーローンを使おうと思ったとき、キャッシングとは違って目的別ローンになりますから、お得なものを確実に選びたいと考えている方が多いと思います。
しかしどれくらいの水準のものが「お得」なのか、よくわかりませんよね。ここはいくつかのサービスを比較することで、お得な水準についてご紹介していきましょう!
金利2%台のカーローンなら悪くない水準
カーローンの金利もサービスによってそれぞれ違いますので、なかなかお得な水準が見えてこないということがあると思います。
そういうとき、いくつかのサービスを軽く比較してみるといいです。カーローンは金融機関を始め、いくつかの場所から提供されています。
- 銀行
- 信用金庫
- 一部消費者金融
カーローンについての金利について、いくつかの例をご紹介します。
提供元 | カーローン金利 | 備考 |
---|---|---|
三菱東京UFJ銀行 | 2.975% | ネット専用金利 |
千葉銀行 | 2.35%~2.55% | 住所・勤務地に指定あり |
東京信用金庫 | 1.10%~2.50% | 保証料が別途必要 |
アイフル | 13.0%~17.0% | 借入額100万円まで |
三菱東京UFJ銀行といった大銀行を始め、地方銀行や信用金庫で提供されているカーローン。(こちらもご参考に→三菱東京UFJ銀行バンクイックのおすすめ記事)
基本的には金融機関で探すことをオススメしますが、アイフルのような一部消費者金融でも提供されています。
これらを比較して何が言えるでしょうか?
金融機関で探しても2%~5%台が多い
まずは金利に注目しますが、2%台の金利になっていれば狙い目です。
少しでも低金利でカーローンを使いたいなら、金融機関で優先的に探すといいでしょう。
金融機関の方がその他の場所で借りるより、同じカーローンでも金利を下げられる傾向にあります。
金融機関のカーローンであれば、だいたい2%~5%の間でカーローンを利用できることが多いです。
だいたいこれくらいの水準で利用できればお得な部類です。2%台でゲットできれば儲けものといったところです。
- 1%台から下の金利設定はなかなかお目にかかれない
- 特殊な条件での金利であることも多い
キャパシティの時点で、金利が1%台になり得る条件が用意されているローン自体、あまりお目にかかれません。上でご紹介した東京信用金庫の例は可能性だけで言っても珍しい方の例です。
その上、カーローンもキャッシングと同じく、低金利で借りれる可能性があるからといって、自分がその条件をゲットできるとは限らないのです。
カーローンの場合、「すでにその金融機関と取引がある」といった特殊な条件が金利割引の条件になっていることも多く、新規利用者にはなかなか手が出ない条件になっていることが多いのも実情。
誰でも申し込めるような条件を想定すると、金利2%台のカーローンがひとまずお得だと思っておくといいでしょう。
金利以外の費用負担もチェックしておきたい
金利について単純な比較は先のような表を作ってもらえばすぐにできますが、この表で一番低くなった金利が、すぐに「お得な低金利」ということでいいでしょうか?
もちろん金利が低い方がお得なのは間違いありませんし、金利だけはこちらの都合で下げてもらうことの難しい条件ですので、少しでも低いものを選んでおきたいところはあろうかと思います。
たとえば、先の表の中で一番金利が低くできそうなのは「東京信用金庫」のものですよね。
審査を受けてみるまで金利はわからないとはいえ、1%台の金利もありえるというのは魅力的です。
しかし東京信用金庫は「金利とは別に保証料が必要」という条件があり、それは「年0.25%~0.78%」となっています。
低金利のカーローンがお得になるのは、自分が支払うことになる費用が安く済むからですよね。
目的はそこにあるわけですので、金利だけではなく、他にも実質的に負担が必要になる名目があるならチェックし、それも上乗せして検討したいところです。
金利だけに注目するのではなく、金利も含めて自分が負担する必要のある費用を全部合算して考えることをお忘れなく。
現実的に使えるものの中で一番低金利な物を探そう
金利に注目するとき、他にも知っておきたいありがちな注意点があります。「申込み制限」です。
地方銀行、および信用金庫でよくある条件です。これらの金融機関は基本的に地域限定の金融機関ですので、その地域に何らかの関係性がある人のみ、申し込み可能とされていることが基本です。
カーローンも同じであり、どれだけ低金利で魅力的なものを見つけても、対象地域外からの申込みは難しいのが実情です。先にご紹介した例では、こうなっています。
金融機関 | 申込み可能地域 |
---|---|
千葉銀行 | 千葉・東京・埼玉・茨城の全域、神奈川の一部 |
東京信用金庫 | 東京・埼玉が中心 |
そんなことをするより、普通に自分の近所にある金融機関か、全国的に使える金融機関のものを選んだ方が、総合的にはお得です。
ただ闇雲に低金利なものを選ぶのではなく、自分が現実的に使い得る金融機関のカーローンの中で、お得な低金利のものを探すのが上策。
まずは自分でも使える候補をいくつかピックアップし、その中で比較してみるといいでしょう。基準は2%台で狙い目、5%以内であれば合格といったところです。
緩い審査は申込み条件を比較して探そう
次に気になるのは「審査」ですね。
カーローンは目的別ローンになるため、一番手軽に使えるキャッシングよりは審査が難しくなりがちです。
しかし、「キャッシングよりは難しい」とはいえ、具体的にどれくらい難しいのか、そこを知りたいところですよね。
このときは「申込み条件」を比較してみるというのが一番有効です。
収入・勤続年数に指定はあるか?
最近はカーローンもそれほど高いハードルではなく、アルバイト・パートなどでも使える例もありますが、それでもキャッシングほど誰でも使えるというレベルではありません。
各カーローンの申込み条件などを比較してみましょう。
金融機関 | 年収制限 | 勤続数制限 | 年齢 |
---|---|---|---|
三菱東京UFJ銀行 | あり | あり | 20歳~70歳 |
三井住友銀行 | あり | なし | 20歳~65歳 |
りそな銀行 | なし | なし | 20歳~66歳 |
注目したいのは「収入」と「勤続年数」に対する指定です。
キャッシングではほとんど問われることのないこれらの条件について、カーローンだと指定がつくこともしばしば見られます。
上にご紹介した金融機関のカーローンの中で、一般的なキャッシングと同じような感覚で使えるのはりそな銀行のものだけになりますね。
年齢についてはどの金融機関のものでもあまり差がないので、あまり気にされなくて大丈夫です。
問題はその他の規定について。
- 収入
- 勤続歴
これらに申込み制限がつけられている場合、キャッシングほど簡単ではないのだと理解しておきましょう。
具体的なハードルは低いが、きっちり超えておきたい
申込み制限やその他の条件などについて、具体的にどういう条件になっているのでしょうか?
たとえば、三菱東京UFJ銀行の場合はこうなっています。
- 前年の税込年収が200万円以上
- 勤続歴1年以上
注目したい条件はこの二点です。
目的別ローンの申込み条件にしては、ハードルが低い方ではあります。住宅ローンならもっと厳しく、勤続歴などは3年以上が基本となっていることも珍しくありません。
あまり肩肘を張る必要はないものの、それでもこの二点は確実に超えていなければ、審査落ちになるのがほぼ確実となるでしょう。
これが千葉銀行のカーローンの場合はこうなります。
- 安定継続した収入のある方
- アルバイト・パートは不可
「安定継続した収入」のところからもわかる通り、常識的な期間の勤務歴を暗に求められているのがわかります。こちらでも1年以上は現職の勤務歴があった方がいいでしょう。
それに加え、千葉銀行のものを選ぶと「職業制限」も加わり、アルバイト・パートは不可となります。
最近はアルバイト・パートでも使えるカーローンも増えていますが、こういうものもあります。
各金融機関のカーローンの条件に関して、一つ一つのハードルはさほど高くはないのですが、キャッシングよりは押さえたい条件が明確になっていることも多いです。
これらの条件は申込み条件のところに明記されていますので、それらを確認・比較の上でサービスを選ぶといいでしょう。
だいたいは収入制限と勤続歴の制限の有無を調べるような形になりますが、まれに千葉銀行のように職業制限がある場合もありますので、お気をつけください。
簡単な審査がいいなら、消費者金融系も考えたい?
カーローンの借入条件も気になるけど、とにかくどこかのカーローンで借りることが先決!
そういう条件でローンを探しているなら、どういうサービスがいいでしょうか?
一つは先にご紹介した「りそな銀行」が挙げられますね。収入制限も勤務歴制限もなく、アルバイト・パートでも申込み可能なカーローン。同じローンの中では緩めの審査を期待できます。
そしてそれよりももっともっと審査が簡単なものがいいなら、そもそも金融機関で探さず、消費者金融系のカーローンを探してみるという手もあります。
先ほどあまり触れませんでしたが、条件はこうなっていましたね。
- 金利13.0%~17.0%
- 借入可能額は最高100万円まで
カーローンにしては金利が高く、借りられる額も目的別ローンにしては控えめ。これで車を一台買うのは難しいかもしれません。
しかし条件がやや劣るのを我慢できるなら、それだけ簡単な審査で使える見込みは低くありません。審査はいい条件を望めば望むほど難しくなる傾向にあるからです。
ローンの種類を問わず、審査の簡単さで言うなら消費者金融に分があるところですしね。
数は少なくても消費者金融から提供されているカーローンもないわけではないのです。どうしても審査に落ちてしまうときは、これも覚えておくといいかもしれません。
受けてみれば案外受かることもある
審査の簡単なものを見つけたければ、収入や勤続歴の指定を中心に、申し込み条件を比較するのが有効。
どうしても審査に落ちるなら消費者金融で探すという奥の手もあります。
が、あまり審査について悲観的になりすぎず、自分でも受かりそうだなと思うものがあれば、比較検討はほどほどにしておき、審査を適時受けてみることをオススメします。
金利などの借入条件が気に入り、最低限審査を受けられる状態にあれば、やってみる価値はあります。
審査のハードルは借入額にもよるのですが、特に以下の条件に合うような方なら、カーローンでもそれほど心配は要りません。
- 正規雇用で働いている
- 勤続年数が3年以上
- その他に借金がなく、過去に滞納歴などもない
また、それほど自分のステータスに自信がなくても、自分の年収から見てよほど大金を借りようとしているのでないなら、審査のハードルはそれだけ下がります。
以上のような形で、気軽に審査の簡単なカーローンを探してみるといいでしょう。
返済が長期に及びそうならカーローンを優先的に選ぼう!
カーローンの中で、金利と審査に注目したお得なサービスの選び方をご紹介してきましたが、最後はカーローンとキャッシングという別サービス間での比較を簡単にご紹介します。
車関係の費用を借りたいなら、自動車専用の目的別ローンである「カーローン」が定番ではありますが、多目的型ローンである「キャッシング」でも車関係のお金を借りれます。
カーローンとキャッシングなら、どちらを選ぶのがお得でしょうか?それぞれのざっくりとした特徴です。
サービス | 金利 | 審査 |
---|---|---|
カーローン | 総じて低め | 制限などもある |
キャッシング | 総じて高め | 非常に簡単 |
キャッシングだと金利は少し上がりやすいですが、それさえ我慢できればカーローンより簡単な審査と手続きでお金を借りれます。審査などの簡単さで言えば、キャッシングがよさそうですね。
しかし金利が低いのはやはりカーローンの方。借りた後のことを思うと、カーローンも捨てがたい…。
カーローンを選ぶべき時はどんなときなのか、答えは「借入期間」で判断できます。
返済に長期間かかるならカーローンがオススメ
目安としては「返済に1年以上かかるかどうか」です。
返済に時間がかかる理由はいろいろあると思います。
- 借入額が大きくてすぐには返せない
- 月々に返済に回せる額が小さく、時間がかかる
車を買うときはまとまったお金が必要になることが多く、借入額が大きすぎて返済に手間取ることが多いかもしれませんね。
ひとまずどういう理由であれ、返済に時間がかかるときは単純に金利が低い方がお得です。車関係の費用を求めているなら、こういうときこそ「カーローン」の使い時!
利息は基本的に金利が高い方が高くなるわけですが、もう一つ、借入期間によっても利息は大きくなりがちです。100万円借りたとして、それぞれの利息を計算してみましょう。
金利 | 利息(1か月後) | 利息(12か月後) |
---|---|---|
2%(カーローン) | 約1700円 | 2万円 |
18%(キャッシング) | 約1万5000円 | 18万円 |
返済期間が長引くことが最初からわかっているなら、キャッシングよりも審査が厄介だとしても、カーローンを選ぶべきときです。
上の比較を見ればわかる通り、カーローンを選んだときの利息のお得度は、カーローンを選んだときの審査の難しさを補って余りあります。
しかもカーローンの審査も「キャッシングに比べれば難しい」というレベルであって、高いステータスがないと絶対にクリアできないほどの難解審査ではありません。
車のため、長期間の返済に及びそうな借入をするなら、たとえ審査が不安でもカーローンにチャレンジしてみましょう!
お得なカーローンは比較でわかる!
カーローンのお得な選び方は、「自分が使えそうなサービスをピックアップし、比較する」という方法でいけます。
条件 | お得なサービス |
---|---|
金利 | 2%~5%くらいが合格 |
審査 | 申込み制限の少ないものを選ぼう |
金利・審査それぞれについて、お得なものが知りたいと思うなら、上に挙げたポイントに当てはまるカーローンを探してみるといいでしょう。
(⇒カーローン探しにおすすめ記事)
金利はだいたい2%~5%くらいが低金利の相場といったところです。1%~2%くらいのサービスを見つけられれば、かなりの大チャンスと言えますよ。
審査については申込み条件をよく見て、なるべく制限の少ないものを選ぶのが吉。どうしても審査が苦手なら低金利を諦め、消費者金融のものにするという手もあります。
これらの方法でだいたいお得なカーローンを選ぶことができるでしょう。
また、もしキャッシングとの間で迷ったときは、返済期間が長引きそうなときはカーローンを選んだ方がいいということを覚えておくといいです。
【参考ページはこちら】
学生でもカーローンは使えるの?