カーローンは学生でも使える?車買いたいなら必見!
大学生になって「車」が欲しいと感じる方もおられると思います。ですが車は高い…。自転車を買うのとは桁の違うお金が必要です。
そんなときこそカーローンの使い時ではあるものの、しかし学生でカーローンを利用することはできるのでしょうか?可能性についてご紹介していきます。
「学生歓迎!」としているサービスは少ない
そもそも学生は使えるのか、そこから気になるところですが、残念ながら「学生歓迎!」と特別な対応をされていることは少ないのが実情です。
- OKともNGとも書かれていない例が多い
- 一般的には安定的に働いている社会人向け
学生がカーローンを使いたいならココを頼れ!といったサービスもなかなかご紹介しづらいものがあります。キャッシングの場合、「学生OK」と明記されている例も多いのですが…。
ただ、歓迎はされずともNGともされていないなら、学生でも借りれる可能性はあるのでしょうか?
この点もやや微妙なところです。
少なくともちょっとしたアルバイトをやっていれば、誰でも十中八九借りれるようなサービスではないかもしれません。
具体的な条件が書かれている例もある
銀行などでよく提供されているカーローンには年収や仕事に一定のラインが設けられていることがあります。
そういうものであれば、そういうラインを越えているかが問題ですね。学生でも使えるかどうかの一つの参考になりますので、一度確認してみるといいと思います。
提供元 | 年齢 | 収入 | 仕事歴 |
---|---|---|---|
JA | 18歳から | 200万円以上 | 1年 |
三井住友銀行 | 20歳から | 200万円以上 | 指定なし |
申込み条件がこのように決まっていることもあるわけです。学生OKと特別に歓迎してもらえないなら、自力でこのハードルを超える必要があります。
カーローンは目的別のローンであり、キャッシングに比べると、もっとローンらしいローンと言えます。収入や信用力があやふやなままで利用できるサービスでないのは確かです。
これらのハードルを超えているなら問題ありません。超えられていないなら、申込んでもすぐに審査落ちの連絡が来る可能性が高いですね…。
学生の方にとってこれが高いハードルが、低いハードルか、具体的に見えてきたと思います。
学生が自力で申込み規定を超えるのは難しいことも
ひとまず学生はNGではないサービスだと仮定しても、学生がカーローンに申し込むのは難しいかもしれません。
先にご紹介した実例の条件を参考に、「勤続歴1年以上の仕事があり、昨年の税込年収が200万円以上」という条件が必要だとしましょう。
学生という身分でこの条件をクリアするのは、社会人ほど簡単ではないかもしれません。学生にとって特に厳しいハードルは「年収」の方です。
学生は学生としてやらなければならないことがあるでしょうから、必ずしも一日中仕事に時間を使えるわけではありませんよね?
まだ社会人として一人立ちもしていない状態ですから、大半の方にとってできる仕事は限られていますし、時間も限られているという状況です。
- 一日中仕事に時間を使えない
- 主にはアルバイトになる
- 限られたアルバイトで200万円稼ぐのはハード
これが勤続年数だけなら学生でもクリアできる見込みが高いのですが…。
勤続年数だけなら指定があっても学生がクリアできる見込みは高いです。同じアルバイトをただ続けていればいいだけですからね。
実際、キャッシングならこの方法で契約できることが多いのですが、目的別ローンである「カーローン」になると、それだけで借りれるとは限らないのです。
具体的な制限が設定されていないものをチョイス
学生でもカーローンを使いたい!でも社会人並みのステータスはもっていない…。
そういうときはどうしたらいいでしょうか?一つの方法は、最初にご紹介したような申込み制限がつけられていないサービスをチョイスするという手がありますね。
ローン審査の難しさもサービスによって違います。社会人ほどのステータスを持っていないなら、社会人並みのステータスを求められてしまうサービスを選ばない方が賢いですよね。
年収や勤続年数に指定がなく、学生のアルバイトでも申し込めそうなサービスはないでしょうか?
例えば、以下の銀行のカーローンなどは年収や勤続歴に指定がなく、「安定継続収入があれば可」といった条件になっています。
- 横浜銀行
- 関西アーバン銀行
- 広島銀行
- 伊予銀行
カーローンは地方銀行や信用金庫からも提供されています。大銀行のものが使えなくても、近所の銀行で借りれる見込みはありますので、普段使っている銀行で相談してみるといいかもしれません。
具体的な制限がないため、逆に審査に受かるかどうかも見込みが立たない状態ですが、明確にNGとも書かれていないので、こういう場所で審査を受けてみるといいでしょう。
あとはアルバイトなどの収入や勤務歴を、各金融機関がどう判断するかという問題です。とにかくやってみるしかありません。
明確にNGとわかるところは避けよう
学生が自力でカーローンを使いたいなら、「ここは避けるべき」という条件も軽くご紹介しておきます。
- 学生自体がNGとなっている
- アルバイト・パートがNGとなっている
学生自体がNGとなっているものに学生が申し込んでも見込みがないのは、火を見るより明らかですね。たとえばりそな銀行のカーローンがこれに当たります。
学生NGと明記されているなら、望みはゼロです。学生NGと書かれていないか、見落とさないように気を付けてください。
もう一つ気をつけたいのは「アルバイト・パートNG」という条件です。
アルバイト・パートがハッキリとNG設定されているカーローンはあまり見かけないのですが、たまにそういうものがあります。
誰にローンを提供するのか。これは各金融機関で考えがあります。
学生にとってアクセスしづらい条件になっているローンは避け、なるべく利用しやすそうなものを選ぶことをオススメします。
就職してからなら簡単に借りれる
学生にとっては少し厳しい条件が多かったカーローンですが、学生でなくなれば利用は簡単になります。
- 仕事に時間を使えて、収入を得やすくなる
- アルバイトで使えるローンをより使いやすくなる
学生の間は、なんだかんだと学校での勉強や用事に時間を取られがちですが、卒業して社会人となれば仕事メインに時間を使えます。収入を得るという意味では、圧倒的に社会人の方が有利です。
卒業と同時にアルバイト以上の身分になれれば、それだけ収入も得やすくなります。派遣社員といった立場でもアルバイトよりは年収を上げやすくなります。年収200万円の壁も簡単に越えられるでしょう。
仮に就職がうまくいかず、フリーターという立場であっても、社会人としてのフリーターと学生のアルバイトでは違いはあります。
仕事内容は同じアルバイトだったとしても、仕事に使える時間の多さから、アルバイトでも年収200万円程度に達することは可能です。
収入があまり上がらなかったとしても、そのときは先にご紹介した「りそな銀行カーローン」を使えばいいですよね?
- アルバイト・パートでも使える
- 収入・勤続歴に指定なし
- 学生でさえなくなれば問題ナシ!
同じアルバイトでも、社会人フリーターになるとこういうローンにアクセスしやすくなります。
カーローンで借りて車を買いたいと思うなら、学生のままで借りるより、社会人になってからの方が有利な面はあります。
実際に審査に落ちてしまったりしたときは、就職後にまたチャレンジするという手もあると知っておきましょう。
学生時に借りたいなら親の名義を借りるという手がある
どうしても学生の時にカーローンを使って車が欲しいが、審査を通過できない…。
こういうときはどうしたらいいでしょうか?待てるのなら、就職を待ってから再度審査を受ければ自分の名義で借りれる見込みがあります。
しかし、「どうしても待てない!」というときは、「親の名義を借りる」という手があります。
- カーローンは家族のための借入も可能
- 親に借りてもらえば、カーローンを使えたことになる
カーローンは契約した本人が車を買うときだけではなく、家族のためにも使えるようになっているものがあります。以下の銀行のカーローンなどです。
- 三井住友銀行
- 伊予銀行
こういうものであれば、必ずしも車を買いたい本人が自力で審査を通過する必要はありません。
親にカーローンを契約してもらい、そのお金を子どもである自分の自動車費用に使うという形を取ればいいわけです。
間接的な形ではありますが、これなら審査を通過できない学生でもカーローンのお金で車を買えることになりますね。
ただ、親の協力が不可欠ですので、親に相談して同意を得る必要があるのがネックですが…。
もし同意を得られれば、名義だけを借りるような形で、返済については自分のアルバイト収入から親に返せば帳尻も合います。
自分の力だけでは借りれないので微妙かもしれませんが、どうしても学生の時に借りたいならこういう手もあることを知っておくと便利です。
学生で使えるかは、各金融機関の判断次第
学生でカーローンを使うのは少し難しい実情があります。簡単にまとめましょう。
- 収入や勤続歴に指定があることがある
- 学生では超えるのが難しい基準であることも
- 学生やアルバイトでの利用がNGになっていることもある
収入や勤続歴という、学生にとっては少し厳しい条件に関して指定があることがあり、学業が本業である学生のアルバイトでは超えるのが難しい基準であることもしばしばです。
必ずしもすべての金融機関のカーローンでそうだというわけではありませんが、場所によっては「学生」や「アルバイト・パート」での利用自体がNGになっていることもあり、学生にとっては逆風です。
カーローンの申込みはキャッシングと違って、どちらかというと社会人向けとしての向きが強くなっています。
卒業し、社会人として一人立ちしてから申し込んだ方が確実なのは間違いありません。
ただ、可能性がないわけではありませんので、学生のうちからカーローンで借りて車を買いたいなら、とりあえず制限の少なそうな場所に申し込んでみることです。どう判断されるかは各金融機関の判断を待ちましょう。
どうしても審査に落ちるようなら、そのときは家族名義での利用も可としているカーローンを選び、親に借りてもらうという手もあります。どうしても学生のうちに車のお金を必要としている人は参考にしてください。
【参考ページはこちら】
学生とオリックス銀行カードローンの相性とは