どのサービスがオススメ?ブライダルローンの比較をご紹介
結婚式のお金が足りない!こういうときに使えるのがブライダルローンですが、しかしブライダル関係のイベントってなかなか経験する機会がないですよね。
ブライダルローンを真剣に検討する機会も少なく、いざ必要になったときにどれがいいのかわからない…。
そんなお悩みの声にお応えするため、各サービスの比較情報をお届けします。ブライダルローンに興味がある方はこれを見て、具体的にサービスを検討してみてはいかがでしょうか?
金利は各サービスによってまちまち
ローンを利用するときにまず気になるのは「金利」だと思います。どれだけたくさんのお金を借りれても、利息の支払いでお金を返せなくなったら意味がないですよね。
ブライダルという目的のためであっても借金は借金。各サービスの気になる金利ですが、以下のようになっています。ざっくりとご紹介しましょう。
サービス | 金利 |
---|---|
常陽銀行 | 4.675%~5.475% |
千葉銀行 | 5.00%~5.20% |
楽天銀行 | 7.0% |
アプラス | 7.20%~14.40% |
プレシャンテ | 6.5%~18.0% |
ブライダルローンというと、一般的にはブライダル目的のためだけに利用できる目的別ローンを指すことが多いですから、金利も抑えられる例がよく見られれます。
特に常陽銀行や千葉銀行といった金融機関のローンですね。金融機関のブライダルローンなら金利も低く、だいたい5%前後に抑えられる例が多いです。
その他、楽天銀行のようなネットバンク型のローンや、その他の信販系のローンもあり、それぞれのサービスごとに金利が決まっています。
ブライダルローンと一口に言っても、どういう場所のものなのかによって金利もまちまちです。
金利は審査のスコアや借入条件によっても変動
各サービスごとに金利に幅がある例も見て取れますね。そういうサービスだと、最高金利になるか最低金利になるかでもまた印象が違うでしょう。
ローンの金利は、審査のスコアや借入条件などによっても変動します。
審査については、仕方ないですね…。
審査結果 | 借入条件 |
---|---|
高スコア | 最高条件で使えることも多い |
低スコア | 「限られた条件でのみ利用可」なことも |
ブライダルローンはキャッシングほど簡単な審査で誰でも使えるものではありません。審査でもより細かい部分まで見られることもあります。
結果がよければ最高条件で使えることもありえますが、ギリギリ通過できたという状態なら、ごく限られた条件でよければ融資可ということも多いです。
ブライダルの専用ローンを使いたいときはご注意ください。
また、自分がどういう条件で借入を希望しているかによっても金利が変わる例があります。
上でご紹介した「プレシャンテ」の金利、「6.5%~18.0%」ですが、これは借入金の返済回数によって金利が変わるようになっています。
- 1回払いで18.0%
- 3回払いで9.0%
- 6回払い以上で6.5%
すぐ返す人は高く、長くかかる人は低くなるようになっています。
長く借りた方がお得なように見えますが、1回しか支払いがなければ金利は高くても利息はかかりません。逆に、金利は低くても支払い期間が長引けば利息総額も上がっていきます。
プレシャンテは最高84回払いまで分割が可能。そこまでいくと毎回の金利が低くなければとても返しきれないでしょう。
このように審査結果や借入条件によって金利は変動しますので、単純な金利比較と同時に、自分がどれくらいの金利で使えそうかも少し考えてみてください。
低金利がいいなら近くの銀行がお得?
もし「他のサービスより低金利のブライダルローンがいい!」と思うなら、一度近くの銀行で相談してみるといいかもしれません。すでにそこに口座を持っているような銀行がベターです。
- 銀行のものの方が比較的低金利
- 付き合いのある銀行なら割引を受けられることも
先の表でもご紹介した通り、銀行のブライダルローンなら、だいたい5%程度を上限とした金利で借りれます。目的別ローンの金利相場的にも悪くない数字だと思いますよ。
そして付き合いのある銀行ならではの金利割引を受けられる例もあります。
常陽銀行のブライダルローンですが、これは普段から常陽銀行を使っている人が利用できるポイントサービスによって、最割引金利で利用することができるのです。
金利 | 数字 |
---|---|
店頭金利 | 5.475% |
最割引金利 | 4.675% |
普段から常陽銀行と付き合いがある方なら、最割引金利に手が届くこともあるでしょうが、ブライダルローンの申込みで初めて付き合いができた方など、店頭金利になってしまうことも多いかもしれません。
こういう例は他の銀行で見られることもありますので、もし付き合いのある銀行にブライダルローンがあるようなら、そこで利用を検討してみるといいかもしれません。
他のサービスよりお得な条件で使えるブライダルローンがあっさり見つかるかもしれませから。
審査はだいたい難しめなのが基本
金利について比較をご紹介しましたが、もう一つ「審査はどうなのか」というのもよくある声です。この点についても条件を比較してみましょう。
サービス | 必要な年収 | その他条件 |
---|---|---|
常陽銀行 | 200万円以上 | 勤続歴1年以上 |
千葉銀行 | 指定なし | アルバイト・パート不可 |
楽天銀行 | 300万円 | 仕事・安定収入必須 |
審査について、各ブライダルローンで申込み条件などが書かれています。それを見れば審査の難しさも何となく見えてきますね。
傾向として、専用のブライダルローンを利用したいと思うと、審査は難しめになる例が多いです。
最近は具体的な年収額について問われないことも多いため、年収が低い方でもローンを使える機会も増えてきていますが、ブライダルローンはその限りではありません。
大手企業の正社員や公務員として働いている方にとってはさほど高いハードルではないでしょうが、それ以外の立場の方にとっては少し厳しい数字であることもしばしばかもしれません。
目的別ローン相場的にも、ハッキリとした目安額が書かれていなくても、だいたい200万円から300万円程度の年収があった方が審査で安心です。
専用のブライダルローンを希望する限り、各ローンを比較しても格別審査が簡単そうなものがすぐ見つかるとは限らないのです。
その他の条件で引っかかることもありえる
年収さえあれば、だいたいブライダルローンは契約できると思っていいのでしょうか?
基本的な収入が安定しており、年収も高ければどのブライダルローンを選んでも審査に通る可能性は高いです。
ただし、その他の条件も各ブライダルローンにありますから、そちらに引っかかると、またそちらが原因で利用できないことも出てきます。
たとえば常陽銀行の場合、年収に加えて勤続年数に指定があります。
- 勤続歴1年以上
- 自営業の場合は3年以上
上の表ではご紹介しませんでしたが、自営業の場合にも指定があります。勤め人と同じく1年以上ならいいのか…と思いきや、自営業の場合は3年以上で利用可能となっています。
(⇒自営業者がブライダルローンを使うには)
細かい条件ですが、こういうものもしっかりチェックの上でなければ、審査に落とされることが出てきます。
こういうのが面倒だなと思うなら、千葉銀行の方が何となく簡単そうにも見えますね。年収に指定もないことですし、審査の簡単さを比較するとこちらの方が気になってくるかもしれません。
しかし、千葉銀行を選ぶと、今度はまた別の条件が出てきます。
- アルバイト・パートNG
- 年金のみでの生活者もNGとなる
収入や勤続歴に指定がない点は審査が簡単そうに見えますが、コチラを選ぶとアルバイト・パートはNGとなる点に今度は注意が必要です。年金のみでの収入で生活されている方もNGとなります。
格段に審査が簡単なものは見つかりにくいのが実情
以上のように、審査に注目して各ブライダルローンを比較してみても、格段審査が簡単そうなものはあまり見つかりにくい部分があります。
- 年収や勤続歴に指定があるものが多い
- その他の条件も要チェック
- 特別な条件が明記されていなくても、審査には必要なことも
各条件に指定があることが多く、どれを選んでも特別に簡単な審査という印象は受けないことが多いでしょう。
仮に収入や勤続歴に指定がないからと言って、それが審査に重要でないということはないのです。
専用ローンであるブライダルローンを利用できるだけにふさわしい標準的な条件は必要となります。
審査基準については外向きにアナウンスされないのが普通ですから、申込みやすそうな条件だからといって審査も簡単だとは限らないのです。
ブライダルローンは専用の目的別ローンの一種ということで、だいたい標準的に必要になる条件があると知っておきましょう。
使いやすさならキャッシングの利用が簡単
目的別ローンの一つとしての「ブライダルローン」について主にご紹介してきましたが、使い道が自由となっている「キャッシング」もブライダル目的に使えるローンの一つ。
ブライダルのローンとして使えるということで、こちらと専用ブライダルローンを比較してみると、使いやすさならキャッシングの方が上だとすぐにわかります。
- 審査が簡単
- 即日契約・借入可能
- サービス規定がシンプル
- 借入・返済は随時可能
専用のブライダルローンを使おうと思ったら、年収や仕事、勤続歴に指定がつくことが多い中、キャッシングはそうではなりません。
専用のブライダルローンは目的別ローンの一種ということで、規定がややこしかったり、手続きが煩雑だったりしますが、キャッシングならそういうこともありません。
非常に審査が簡単で、即日契約や借入も可能となっています。ネットを使った来店不要契約も珍しくなく、フットワークの軽さならピカイチです。
最低限の仕事と収入があれば契約でき、限度額までなら何度でも追加借入可能。返済もお金があるときに随時可能であり、手数料なども不要とされることが多いです。
このシンプルさは非常に魅力的なポイントであり、「使いやすいブライダルローン」を探しているなら、「キャッシングをブライダル目的に使う」というものの方がいいかもしれません。
金利は専用ブライダルローンより少し不利なことが多い
同じようにブライダル目的の費用を借りれるキャッシング。
使い心地なら専用ブライダルローンより便利なところがありますが、さすがに金利では専用のものより不利になっていることもあります。
たとえば、同じ楽天銀行内で比較してみましょう。
ローン | 金利 |
---|---|
ブライダルローン | 7.0% |
キャッシング | 4.9%~14.5% |
キャッシングの金利は幅がありますが、100万円以上の利用がない限り、あまり低金利にはならないのが通例です。
キャッシングの金利も、14.5%ならキャッシングの中でも低金利の方ですが、ブライダルローンに比べると二倍近くになる金利なのがわかりますね。
金利の良し悪しは審査の簡単さと連動しているものですからね。同じ楽天銀行内のローンでありながら、両者には審査にあたっての基準が大きく違います。
- ブライダルローン:年収300万円程度が利用の目安
- キャッシング:申込み制限ほぼナシ
キャッシングよりは審査が難しく、制限が多い専用ブライダルローンの方がキャッシングよりも金利で有利なのは自然な話です。
キャッシングなら安定的な収入があれば、ほぼ誰でも使えるような審査でしかありません。
気軽に使えるようになっている分、キャッシングの方が金利ではやや不利なのです。
ブライダルローンとして、どちらも一長一短ですね。特徴を知り、自分に合った方を使いましょう。
高額利用なら専用ブライダルローンの方が有利
専用のブライダルローン、もしくはキャッシング、サービス自体についてどちらにするか心が決まっているなら、各サービス内で条件を比較して利用するものを決めたらいいですね。
ですが、そもそも専用のものとキャッシングのどちらが自分に向いているのか決められない!ということもあると思います。
一長一短だけに、どちらも捨てがたいというところではないでしょうか?
そんなときの使い分け例をご紹介しておきます!高額なお金を借りたいと思っているなら、まずは専用ブライダルローンを検討する事をオススメします。
審査、手続きが煩雑でも低金利をゲットしたい!
だったら、専用のブライダルローンが向いているシーンが見えてくると思います。
- 高額借入を希望するなら、手間の煩雑さも妥当になる
- 高額なお金を借りるなら専用ローンで金利を抑えたい
審査や手続きが面倒でも、その結果いい条件でお金を借りれるなら、その苦労にもつり合おうというもの。
キャッシングでも高額借入になると審査もやや難しくなることも多いですので、これなら専用ローンを最初に試した方がいいですね。
そして高額なお金を借りると利息も増えます。できるだけ金利は低く抑えておくのがベター。専用ローンをしっかりと活用しておきたい場面です。
目安ですが、最短でも半年以上は返済にかかりそうな場合は、専用のブライダルローンが向いています。
具体的な額は人によりますね。10万円でも半年以上返済にかかると思うならブライダルローンの方が向いていますよ。
仮に審査に落ちたとしても、そのときに初めてキャッシングに動くこともできます。高額を借りるときはなるべく専用のブライダルローンの中で検討してみることをオススメします。
少額・短期間借入ならキャッシングが向いている
ではキャッシングでブライダルのお金を借りた方がいい場面とは?つまりは先程のシーンと逆ということです。
- 少額借入ならキャッシングで手間を省いた方が合理的
- すぐ完済できるなら、金利が高くてもこちらがお得
専用ローンとの比較で唯一気になる「金利」ですが、これも借入期間で相殺できる条件です。
半年以内、特に2~3か月で完済できるなら、金利が高くてもキャッシングの方が利息が少なくなることもあるのです。
条件面での比較だけだと頭がこんがらがりますが、実際にシミュレーションしてみるとよくわかります。短期間の利用でそれぞれの利息額を計算してみて、比較してみるといいでしょう。
返済期間が何年にも及ぶような本格的ローンを利用するつもりがないなら、キャッシングの利用をオススメします。
専用ブライダルローンなら、ある程度のステータスが必要
ブライダルローンについて、いくつかの比較結果をご紹介してきました。
- 金利はサービスによってまちまち
- 審査はどのサービスでもだいたい難しいことが多い
具体的にサービス間で比較してみて、金利についてはまちまちですが、審査についてはどれもそれなりの水準を求められる印象を受けると思います。
どれだけ条件のいいブライダルローンでも審査を通過できないのなら意味がありません。
なるべくいい条件のブライダルローンをゲットするためにも、最低限のステータスは持っておきたいところです。
専用ローンに申し込むための最低ラインの目安は「年収200万円以上、勤続年数1年以上」というものです。最低でもこれくらいの状態にないとブライダルローンの利用は難しいかもしれません。
もっと手軽に使えるブライダルローンってないの?と思うなら、目的別ローンの一つであるブライダルローンより、「キャッシング」を利用した方がいいかもしれません。
資金使途自由のキャッシングなら、ブライダル方面の利用も可となっています。専用ローンと比較して、また違った使い心地があることがわかります。
- 審査や手続きの簡単さはずば抜けている
- 金利はやや不利
キャッシングの方が利用が簡単で、それだけに金利はやや不利です。
専用ローンもキャッシングもそれぞれ一長一短ですが、ブライダル目的の高額なお金を借りたいなら専用ローンの方が向いています。少額でいいならキャッシングの方が便利と言えます。
それぞれ条件をよく比較してみて、自分に合うと思う方を利用するといいでしょう。
【参考ページはこちら】
ブライダルローンの審査って厳しいの?