アイフルもNG！無職がお金を借りられない2つの理由

もしも突然仕事を失ってしまったら、やはり何よりも不安なのはお金のことですよね。まとまった貯金があればまだしも、それもなければ本当に路頭に迷うことになる日もそう遠くないでしょう。

そんな時、キャッシングで借り入れをすることができないかと思いつく方もいるかもしれません。

しかし残念ながら無職の状態でキャッシングでお金を借りるというのはあまり現実的なアイディアとは言えません。例えば申し込みや審査が比較的簡単で人気の高い大手キャッシング業者のアイフルでも、仕事をしていなければ無条件で審査に落ちてしまいます。
（⇒無職でもモビットなら借りられる？）

ここでは無職の方がアイフルのようなキャッシングでお金を借りることが難しい理由や実践可能な対策などについて詳しくご紹介していきたいと思います。

簡単審査で人気のアイフルのキャッシングってどんな感じ？

まずは参考として、アイフルのキャッシングの内容や審査の流れを見ていきましょう。アイフルのキャッシングの基本的な利用条件は以下のようになっています。

●貸付け対象者●

• 満20歳以上70歳未満
• 定期的な収入と返済能力を有する
• アイフルの審査基準を満たしている

●貸付け金額●
500万円以内

●貸付け利率●
4.5％～18.0％

貸付け金額や金利に関しては、消費者金融系のキャッシングとしてはごく一般的な水準と言えます。

気になるのが貸付け対象者の条件として《定期的な収入》という文言が入っていることですよね。後ほど詳しく解説しますが、この1文だけで無職ではアイフルで借り入れができないということがお分かりいただけると思います。

ネットで簡単！即日融資！アイフル審査の流れ

では、アイフルの申し込みから審査、融資までの一通りの流れを見てみましょう。

• インターネット
• アイフル店舗
• アイフル契約ルーム
• 電話(女性専用ダイヤル)

アイフルではこの4つの申し込み方法から都合に合わせて選択することができますが、この中でも主流となっているインターネット申し込みの流れをここではご紹介します。

このように、アイフルではインターネットでのやり取りのみで容易に申し込みから借り入れまでの一連の手続きを済ませられるようになっています。

急ぎの場合には、申し込み完了後に電話にて依頼することで審査の優先順位を上げてもらえるようになっており、タイミングがよければ即日融資を受けることもできます。

さらに年齢や収入などのいくつかの条件を入力するだけで瞬時に融資可能かどうかを知ることができる《一秒診断》というサービスを利用することもできるので、事前にある程度審査の見込みを立てておくことも可能です。

アイフルが簡単審査と言われるのにはこのような理由があるのです。

無職がお金を借りるのは違法！？審査に通らない2つの理由

簡単審査でオススメのアイフルを含め、基本的には無職の状態で利用できるキャッシングは皆無と言わざるを得ません。そこには2つの理由があります。

• 総量規制があるため法的に借り入れ不可能
• 無職・無収入＝返済能力無しと評価される

実は個人がキャッシングなどで借り入れ可能な金額の上限は法律によって決められています。具体的には、借り入れ額の合計が本人の年収の3分の1までの金額に収まらなければいけません。これを総量規制と言います。

総量規制がある以上、収入ゼロ円の無職の方はキャッシングで1円たりともお金が借りられないということになってしまいます。

もしも総量規制に違反すると承知のうえで融資を実行した場合、貸したキャッシング業者の方が罰則を受けることになります。したがって、無職の方をあえて審査に通すキャッシング業者というのはまずありません。

とはいえ総量規制にはいくつかの例外・対象外となる種類の融資があります。アイフルのような消費者金融系のキャッシングと並んで人気の高い三菱東京UFJ銀行などの銀行カードローンもその1種です。

しかし総量規制の対象にならないからと言って、無職でも審査に通る可能性があるということにはなりません。ここで2つ目の理由が関わってきます。

そもそもキャッシングやカードローンの審査の目的は、《返済能力の無い、または低い利用者を振るい落とすこと》です。

キャッシングというサービスは貸したお金が利息を含めてすべて返ってこなければ成り立ちません。

以上の2つの理由から、無職のままではキャッシングを利用できないというのが実情です。

ウソは絶対通用しない…在籍確認という超えられない壁

キャッシングを申し込む際に、無職・無収入だということを隠しておけばよいのでは？と考える方もいるかもしれませんが、残念ながらそれも難しいでしょう。在籍確認があるからです。

以前勤めていた会社や全く関係のない会社を勤務先として申告しても、在籍確認の時点で確実にばれてしまいます。

最近は在籍確認無しで利用できるのが売りのキャッシングも増えてきていますが、実際には勤務先への所属が確認できる書類を提出するなど、在籍確認が電話以外の別の方法に切り替わるだけです。

したがって、やはり虚偽申告を通すのは不可能ということになるでしょう。

無職のままじゃ無理！審査に通るためにやるべきこと

無職のままでキャッシングの審査に通るのはほとんど無謀に近いということがお分かりいただけたと思います。かといって、この不景気の昨今にすぐに正社員として再就職をするのもまた難しいことですよね。

そこで比較的簡単にできて、キャッシングの審査に通る可能性が上がる方法として、とりあえずアルバイトやパートとして働き始めることをおすすめします。

最近では、アルバイト・パートなどの非正規雇用でも、必要な条件さえ満たせば昔と比べて容易にキャッシングで借入ができるようになってきています。

もちろん、アイフルもアルバイト・パートで使えるサービスです。しかもアイフルでは無職の方でも、仕事が決まればすぐにキャッシングの申し込みをすることができるようになるのです。もちろん、その仕事がアルバイト・パートでも全く問題ありません。

バイト始めてすぐ借り入れ！は難しい？カギは収入の安定性

ただしアルバイトやパートさえ始めれば、確実にキャッシングの審査に通るようになるかというと、そうはいかないケースも少なくありません。

キャッシングの審査で重要視される返済能力の評価に大きな影響を与えるのが収入の安定性です。

その点、アルバイト・パートといった非正規雇用は、シフト制や時給・日給での勤務が大半なので、収入は毎月少なからず変動する可能性があります。したがって、正社員と比べるとどうしても基本の評価の段階で点数が低くなりがちなのです。さらに勤務を開始したばかりで実績がない状態では、なおさら評価が厳しくなってしまうのは否めません。

無職からアルバイトなどを始めてすぐにキャッシングに申し込んだとしても、審査に通らない可能性もあるということは覚悟しておいた方がよいでしょう。

金銭的に余裕があるのであれば、しばらく働いて勤務実績をつくってから申し込みをした方が、審査には通りやすいと考えられます。

《無職でも借りれる！》は信用するな！闇金融の危険

無職ではキャッシングの審査にほぼ絶対に通らないという前提で話を進めてきましたが、実はネットなどで探してみると無職でも借り入れ可能とするキャッシング業者が少なからず見つかります。

しかしこうした無職OKのキャッシング業者はまず間違いなく闇金融と呼ばれる違法業者か、それに近いグレーゾーンの業者です。

本来、キャッシングのような貸金業を営むためには国や自治体への申請・認可が必要なのですが、闇金融はそれをせずに違法に営業しています。当然、法定金利や取り立ての際の禁止事項など法的な規制は基本的に守られていません。総量規制とも無縁です。

だからこそ、闇金融であれば収入のない無職でもお金を借りることは確かに難しくありません。しかし、万が一闇金融で借り入れをしてしまった場合、以下のような様々なリスクが考えられます。

• 法外な高金利請求
• 保証料・紹介料など金利以外の費用請求
• 脅迫的な取り立てや自宅・会社への訪問
• 他社への勝手な債権譲渡

無職で金銭的に切羽詰っていると、どんな方法でもお金が借りられれば良いという気持ちにもなるかもしれませんが、闇金融でお金を借りても決して状況は良い方には向かいません。必ず正規のキャッシング業者を利用するようにしてください。

なお、きちんと認可を受けている正規キャッシング業者は必ず登録番号という固有の番号を持っています。

登録番号は金融庁のサイトで確認することができるので、少しでも怪しいと感じたら必ずコンタクトを取る前に正規の業者かどうか調べてみてください。

無職でキャッシングは無理…できることから始めよう

審査が簡単かどうかに関わらず、正規のキャッシング業者では無職のままでお金を借りることはできません。

また、どんなにお金に困っていたとしても、収入がない状態で返す当てもなくお金を借りること自体がリスクを伴うことであるという意識を持っておくべきでしょう。

無職でお金を借りたいと思っても、無理に審査を通す方法を探したり、闇金融を利用したりするのは賢明なやり方ではありません。まずはアルバイト・パートを始めてみたり、状況次第では公的な支援を受けられないか役所で相談するなど、できることから始めてみてください。

【参考ページはこちら】
アイフルはアルバイト・パートでも使える？