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ブライダルローンってどんなもの?概要や申込方法を簡単に解説

ローンと言われると「キャッシング」や「カードローン」などのイメージもあるかもしれませんが、「目的別ローン」もなかなかポピュラーですよね。年齢層が高い人の中にはこういうもののイメージの方が強い人もおられるかもしれません。

しかし、実際に使う機会というもので言うと、日常的にスッと利用できる「キャッシング」の方が多いと思います。なかなか目的別ローンというのは使う機会がないですよね。

それゆえ、目的別ローンがあることは知っていても、概要や利用方法はなかなかイメージがつかない…ということになると思います。

そこで、今回は簡単にその部分をご紹介していこうかと思います。一種の雑学として気軽に読んでみてください。ご紹介するのは「ブライダルローン」についてです。

ブライダルローンってどんなもの?

さて、ブライダルローンと言われてピンときた人はどれくらいおられるでしょうか?…あまりおられなかったかもしれませんね。ではこういうものだったらどうですか?

  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 教育ローン

「ああ!」という感じですか?(笑) そう「なになにローン」と言われたら目的別ローンのことだと覚えていてください。住宅ローンは住宅費用に関する目的別ローンです。つまりブライダルローンとは、「ブライダル費用に関する目的別ローン」ということですね。

もしまったくと言っていいほどブライダルローンという言葉に聞き覚えがなかった場合、普段お使いの銀行などにこれがないのかもしれませんね。

目的別ローンの一つとして普通に銀行に用意されていることも多いのですが、先に紹介した住宅ローンなどに比べるとあまり一般的でもありません。

上に紹介したような超基本的なものしか用意されていない銀行もありますので、その場合は仕方ありませんね(笑)。目につく機会もないとなるとブライダルローンと言われてもなかなかイメージがつかないことでしょう。

ただ、フリーローンの使い道の一種としてこういうブライダル関係のローンを受け付けてくれる例もあるようですから、どうしてもブライダルローンをここで組みたいんだ!と思うなら、そういう手もあるということを覚えておいて損はないです。

一例ですが、ブライダルローンの具体的条件をご紹介しておきましょう。

提供元 限度額 年利 借り入れ期間 備考
楽天銀行 最大300万円 7.0% 最長8年4か月
損保ジャパン・クレジット 最大300万円 4.8% 最長5年 プランB100の場合
JACCS 最大500万円 8.0% 最長5年 金利は6回以上の分割払いの場合

どういう費用に使えるのか?

先に「ブライダル関係の費用に使えるローン」と言いましたが、具体的にどういう費用がそれに当たるのでしょうか?

たとえば、以下のものです。

  • 式場費用
  • 式の衣装代
  • 新婚旅行
  • 新居への引っ越し
  • 結婚指輪代

こういうものであれば、ブライダルローンで借りたお金を使うことができます。どれもこれも日常生活ではまずお目にかかれないような費用になっていることもありますからね(笑)。ここはローンの使いどころといった人も多いのではないでしょうか。

ただし、注意点があります。

  • ローン提供元の規定に従うこと
  • 使い道を確認できる費用であること
先にご紹介した利用例というのは、あくまで一般的な例です。具体的にどれに使えてどれに使えないのかというのは、各銀行等の規定に準じます。

たとえば「結婚式関係の費用には使えるが、新居への引っ越しには使えない」というようなブライダルローンがありえてもおかしくはありません。

利用規定はけっこう各提供元によって違いますので、それは利用者各自で確認する必要があります。

そして、ブライダルローン利用者全般に言える注意点もあります。「使い道を確認できること」は要チェックです。キャッシングなどに慣れた人には見慣れない項目だと思いますが、これは目的別ローンならではの注意点。

利用を許可されている使い道以外に借りたお金を使っていないという証明を必ずやらなくてはなりません。こういう部分についても抜かりなくお願いします。

誰に向いているのか?

ブライダルローンということで、そもそも結婚する予定がある人でないと縁のないローンというのはありますね(笑)。そういう意味で、けっこう利用者が絞られるローンではあります。

しかも先にご紹介したように、「自分が結婚するにあたってかかる費用」だったら何にでも使っていいというような柔軟性も絶対にあるわけではありません。

結婚にかかる費用の中で使えるものとそうでないものが決められているわけですから、そこがうまく一致しないといけません。

偶然にも自分が使いたいと思っている費用に使えるローンであればいいですが、そうでないとなかなか…という現実はありますね。

ブライダルローンの利用を検討くらいはしてみてもいいかな?と思える人といったら、たとえば

  • 結婚式は絶対に豪勢にしたい!
  • 他人とは違うメモリアルな新婚旅行がいい!
  • 彼女を驚かせる立派な指輪が欲しい!
  • その他、メモリアルな結婚のためなら一銭もケチらない!

というような条件に当てはまる人でしょうか。自分がこういう条件に当てはまらないな…と思ったら、無理にブライダルローンの利用を考える必要はないと思います。

どうしても必要!という人向けのローンであって、あまり万人向けのローンではないと思っていてください。

絶対に確認したい「申し込み条件」

ローンというものには申し込み条件というものが絶対にありますよね。キャッシングなどの場合、最低限アルバイトでもしていれば申し込めるのであまり確認されていない人もおられるでしょうが…(笑)。

しかし、ブライダルローンの場合はそうもいきません。申し込み条件はかなり厳しいものになっています。先に「あまり万人向けのローンではない」といった理由はここにもあります。そもそも申し込める人自体がかなり限られているのです。

だいたい課されることが多い条件は以下のようなものです。

  • パート・アルバイト、派遣社員、契約社員はNG
  • 勤続3年以上の正社員のみ対象
  • 年収面での規定アリ
  • 場合によっては連帯保証人が必要

絶対ではないですが、こういう規定になっていることが少なくありません。どうでしょうか?これを見て「なんだ普通じゃん」と思える人ばかりではないと思います。年収の規定では300万円~400万円以上の人のみ対象とされることも多いです。

その上、最悪の場合は連帯保証人まで必要となることを思うと、かなり厳しいローンだなという印象ではないでしょうか。

自分がこれを利用するかどうか以前に、まずは「利用資格がありそうかどうか」をチェックする必要がありますね。これも申し込み手続きの一つとしてこなすといいかもしれません。

もし利用資格がなさそうだったらフリーローンやキャッシング等に流れるというのもアリだと思いますよ。

申し込み準備として確認すべき「必要書類」

さて、自分にブライダルローンの利用資格があると思ったら、次に準備しておきたいのは「必要書類」ですね。キャッシングなら「運転免許証」などです。身分証を始めとする書類が何かのサービスの利用前に必要になるのは常識的な話です。お金の貸し借りとなる「ローン」でそれが必要になるのは当たり前すぎる話ですね。

としても、「ブライダルローンならまた別に必要書類があるのでは?」と勘のいい人ならもう思っているかもしれません(笑)。

その通りであり、少なくとも免許証一枚あればすぐにお金が借りられるということはありません。必要書類については必ず事前に確認しておくことを勧めますよ。

基本となる書類は下の二つです

  • 身分証明書
  • 収入証明書

収入証明書はローンならではの必要物ですね。具体的に必要になる書類をご紹介しておきます。

書類 条件
身分証明書 運転免許証、健康保険証など
収入証明書(勤め人) 源泉徴収票、課税証明書、給与明細書など
収入証明書(自営) 課税証明書、確定申告書など

収入証明書については自分の職業に応じて必要なものを用意してください。課税証明書などならどういう職業でも収入証明として使えて便利ですよ。

特有の必要書類

上の二つの書類があればとりあえずローンに申し込めるだろう…と普通なら思えますが、ここからまだ用意しなくてはならないものがあります。目的別ローンならではと言いますか、「資金使途確認書類」なるものが必要になるのです。

これは先にも軽く触れましたが「許された使途以外にお金を使わないか」ということをチェックするための書類ですね。ブライダルローンであればブライダル費用、それもその提供先が指定している特定のものから外れていないか、という点について証明しないといけません。そのための書類ですね。

たとえば以下のものがその書類として使えます。

  • 見積書
  • 請求書
  • 予約確認書

これも一例であって、どういう書類が必要かは提供元によって要確認です。しかもこの手の書類であればどういうものでもいいというわけでもなく、下記の条件を満たす必要があったりもします。

  • 金額が確認できること
  • 支払先の対象者名が確認できること
  • 利用目的が明記されていること
  • 日付が確認できること
  • 利用者本人の手書きによるものではないこと
  • ローン申し込み日から3か月以内に作成されたものであること

こういう条件があることもありますので、忘れずに確認をお願いします。

ローン提供元が定める条件から外れた条件の書類だと必要書類として認めてもらえず、「必要書類が揃えられていない」ということで問題となるわけです。気をつけたいですね。

そしてもう一点、「本当にその使途のために使いました」ということを追加で証明する書類が必要です。それがローンを利用した後に提出したりする確認書類です。

たとえば下記のものです。

  • 領収書
  • 振込書

確かにその費用に使ったのに「領収書を捨ててしまった!」ということがないよう、事前に必ず確認しておきたいですね!レシートや領収書はいっつも無意識に捨てているという人は特に要注意ですよ!

まとめると、基本となる二つの書類に加え、事前に「こういう費用のためにローンを使いたいです」という書類を用意し、その後さらに「確かにこういう費用を使いました」という書類も用意しなくてはならないのですね。

しかも、くどいようですが「ローンの提供側が定める規定から外れないもの」をきちんと用意しなくてはなりません。いろいろと条件があるなら後で修正するのも面倒です。なるべく事前に確認し、忘れずに用意する準備をしておくのが望ましいでしょう。

申し込み手続き

申し込み前の事前準備だけで一苦労という感じですが、以上の注意点を全部クリアできたらいよいよ申し込みです。

どんなローンでも申し込みをしないことには利用できません。自分が利用すると決めた金融機関でブライダルローンへの申し込みをしましょう。

それで、実際に申し込む段階になると何をしたらいいと思いますか?キャッシングなどといった簡単なローンなら、何らかの方法で「使いたい」という意志表示をするだけで済んだようなところがありましたが…?

  • web
  • 電話
  • 申し込み書の郵送
  • 店舗での申し込み

ローンに申し込むというと、だいたい以上のような方法が一般的ですね。これらの中でどれでも申し込むことができ、好きなものを選んだらいいというスタイルが多いです。

申し込みの方法として最近ポピュラーなのが「web」です。webから何かのサービスに申し込めることなんて最近珍しくもないですよね。

ではブライダルローンもwebが使えて、それが早くて便利でオススメなのかというと、必ずしもそうではありません。

ブライダルローンの場合、申し込みにも注意が必要です。webで申し込める場所もあるにはあるのですが、それは不可とされる例もわりにあります。

最近では少々野暮ったいように感じられると思いますが、「電話」や「申込書の郵送」などといった方法でしか受け付けてくれないこともあります。

申し込み条件、必要書類とハードルが続いた後、まだここでも油断は禁物というわけですね。申し込み手続きを確認の上、きちんと必要な手続きを踏んで行かなくてはなりません。

申し込み手続き一例

では具体的にどういう手続きがかかるのか、一例をご紹介したいと思います。JACCSが提供するブライダルローンを利用するのであれば、最大で以下の手続きが必要となります。

  • 式場を選ぶ
  • 事前申し込み(電話のみでの受付、挙式予定日の半年前から一か月前まで)
  • 事前審査・結果の連絡(申込用紙に記入後、返送)
  • 正式申し込み(必要額が確定したら電話で申し込み)
  • 最終審査結果の連絡
  • 挙式終了後、支払い(融資)

必ずしもすべての手続きが絶対に必須だというわけではないのですが、最大ではこれくらいかかるかもしれない、という一例としてご紹介しました。これを見て、みなさんは素直にどう思いますか?

こういうローンを使い慣れていない人が見ると、なんだか長いなと感じることも多いと思います。キャッシングなどであればもっと短い手続きで利用ができてしまう事も多いですからね。

といっても、それはブライダルローンが破格に難しいのではなく、その手のキャッシングなどが簡単に使えすぎると言った方がいいのですが…(笑)。

思いたったらその日のうちにweb申し込み、下手をするとその日のうちに手続きが終わってそのまま即日融資。

こういうこともあり得る簡単なローンに比べると、ブライダルローンの手続きフローはどうしても長いものに感じられることもあるでしょう。

先にご紹介したのはあくまで一例にしても、行き当たりばったりでは利用しにくいものになっていると覚えておいてください。本当にブライダルローンを利用したいなら申し込みフローを正確に確認することが必要です。

審査に落ちてしまった場合には

これまでご紹介してきたお話で、なんとなく「ちょっと難しそうなローンだな」と感じられている人も多いのではないかと思います。

単純に申し込み条件から言っても、申し込み手続きの方法で言っても、誰でもすぐに使えるとはなかなか言いにくいものがあるかもしれません。

というわけで、審査に落ちてしまったとしても、それはそこまで落ち込むようなことではないと思います。以下のチェックポイントを確認してください。

  • 元から審査が厳しめ
  • ハードルが低いローンは他にもある
  • 生活に困っているというわけではない

元から審査が厳しめというのはいいですね。審査が厳しいのであれば、落ちることもあります。あまり気にする必要はないですよ。「こんな日もあるさ」と気分を切り替えていきましょう!
(⇒ブライダルローンって審査が厳しいの?

その上で、ハードルが低いその他のローンに流れるというのもオススメです。

一例は先からたびたび登場しているキャッシングというものですが、どうしてもお金を借りたいというのならブライダルローンより簡単に使えそうなその他のローンを利用するというのがコツ。

ブライダルローンの審査に一度落ちた人でも、単にこのローンの審査が難しすぎただけなら他のローンでなんの問題もなく借りれる可能性も高いです。どうしてもブライダル関係の費用を融資してもらいたい!という人は覚えておきましょう。

そして、これをいったら身も蓋もないという部分ですが。最悪の場合、借りれなかったとしても別に生活に困っているわけではありませんよね?

今夜の食費すら用意できないからお金を借りたかったというのなら話は別ですが、そういうケースではないということ。

最悪借りれなかったとしても自分の生活自体は安泰なのであれば、まあどうにでもなるでしょう(笑)。将来を誓い合うようなパートナーも隣にいることでしょうし…。

どうしてもブライダル関係のお金を借りることができないのなら、最悪の場合は挙式の計画を見直すか、日程を考え直すことで調整はできます。二人でよく話し合って決めてみてはどうでしょうか?

以上のようなことから、審査に落ちたとしてもこの世の終わりが来たかのような落ち込み方はしなくても大丈夫ですよ。ただ、審査に落ちたときどうするかというのは、頭の片隅には一応置いておいた方がいいかもしれません。

ポイントをおさらい!

ブライダルローンについて、少しは具体的に見えてきたでしょうか?少々話が長くなりましたので、最後に軽くポイントをおさらいしておきましょう。

まず基本的な流れとしては以下のものになります。

  • 申し込み条件を確認!
  • ローンが使える使途を正確に確認!
  • 必要書類確認!
  • 申し込み手続き確認!

流れとしてはスタンダードなものですが、「ローンが使える使途」を正確に把握しなくてはならない点に注意ですね!

その上で、一個一個の項目にもポイントがありました。簡単におさらいしておきます。

まず申し込み条件ですが

  • 正社員のみとされることが多い
  • 勤務歴や年収に規定があることがある
  • 連帯保証人を必要とするケースがある

ということ。申し込み条件が厳しめであるだけに、ちゃんと確認しておいた方が吉です。

そして次にローンが使える使途ですが、

  • 式場費用
  • 式の衣装代
  • 新婚旅行
  • 新居への引っ越し
  • 結婚指輪代

などに使えるのが一般的ですが、自分が申し込むローンは具体的に何に使え、何に使えないのか、それを把握する必要があります。

必要書類については、

  • 身分証明書
  • 収入証明書
  • 資金使途確認書
  • 支払い済み確認書

が必要です。資金使途確認書、支払い済み確認書が必要となる点に特に注意でしたね?

そして最後、申し込み手続きですが、

  • 申し込みフローが多い場合がある
  • webで申し込めるとは限らず、郵送や電話限定である場合がある
  • ハードルが高いため、審査に落ちることもあり得る
  • 審査落ちしたときどうするか、考えておいた方が無難

ということ。

以上、ざっとではありましたが簡単なおさらいでした。

覚えておいてもらいたいのは、ブライダルローンはちょっと特殊なところがあるということです。このローンに興味を持っている人は、以上の点をよくおさらいしておいてくださいね。

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