借入で気をつけたい職業という条件、逆算もできるほど重要!
借入前には何に気を付けるべきでしょうか?一つ大事なのは職業です。たとえばアルバイト・パートでもキャッシングで借入できますが、その他のローンは使いづらいことも多いです。
なぜなら、ローンによっては年収による申込み制限があるからです。年収は職業によって大まかに相場がありますよね。そのため、職業により利用できるローンも大まかに決まるところがあるのです。
では、職業ごとに向いているサービスや借入のポイントなど、詳しくご紹介していきます。
非正規雇用系はキャッシングがオススメ!勤続年数を多めに取ろう
職業ごとに知っておきたいポイントについて、まずはアルバイト・パートや派遣社員・契約社員といった非正規雇用系についてご紹介していきます。これら職業の場合はキャッシングが比較的オススメで、勤続年数を長く取ることが借入のコツとなります。
(⇒パート・アルバイトのためのキャッシング選び)
向いているローンとは
これら職業と各ローンの相性は次の通りです。
ローンの種類 | 相性 |
---|---|
信販・消費者金融系キャッシング | ○ |
銀行系キャッシング | ○ |
優良キャッシング | △ |
その他ローン | △ |
非正規系の仕事でも使えることが多いのは、「キャッシング」です。ローン系サービスの中でも利用条件はかなり緩い方ですから、アルバイト・パートや派遣といった仕事でも使えます。
キャッシングの中でも優良顧客向けに提供されているものや、目的別のものを含むその他ローンは、使えない事も多いです。こちらになると年収による申込み制限が増えるからです。
申込み制限の基準額はだいたい「200~300万円」になることが多いのですが、この基準を非正規系雇用でクリアできるでしょうか?これら仕事には、次のような特徴がありますよね。
- 給料は時給制
- 年収100万円~200万円程度が相場
- 福利厚生は少なめ
- 社会保険なしも珍しくない
- 雇用の保障なし
「自給800円」といった条件で給料が決まるのが一般的で、年収もそれほど高くならない職業です。200万円いけば、これら職業の中では高い方でしょう。ボーナス等もないことが多いですからね。
すると、申込み制限に引っかかることが多いため、一般的なキャッシング以外のローンは利用できないことも多いのです。もちろん年収と申込み制限額によっては使えることもありますので、絶対ではありません。
ただ、どのような非正規系の仕事でもほぼ使えると言えるのは、他のローンよりはキャッシングです。この傾向は知っておくといいでしょう。
借入するために押さえたいコツ
非正規系の方にオススメする借入のコツは、勤続年数を長く取ることです。
- 勤続年数の長さは収入の安定度の目安
- 長く続けていればアルバイトでも評価は高い
借入しやすくなる勤続年数の目安は、次の通りです。
勤続年数 | 審査での評価 |
---|---|
3年以上 | ◎ |
1年以上 | ○ |
半年以上 | △ |
半年未満 | × |
3年以上の勤続年数があれば、十分な安定収入があると認められることがほとんどです。ローンによっては勤続年数による申込み制限もありますが、3年程度勤めていれば問題ないことがほとんどです。
キャッシングなら、1年程度の勤続歴でも十分です。少し審査が厳しいと言われる銀行系キャッシングでも、審査に落ちにくくなります。
銀行系カードローンなど、銀行が提供するキャッシングサービスのこと。民間の貸金業者が提供するサービスに比べ、金利が低いことも多い。
キャッシング提供元 | 年利 |
---|---|
アコム | 4.7%~18.0% |
三菱東京ufj銀行 | 4.6%~14.6% |
その代わり、キャッシングの中では比較的審査が厳しめになる。
勤続歴が1年未満になりますと、キャッシングでも利用が難しくなることが増えます。審査が簡単だとよく言われる消費者金融系のキャッシングなら、半年程度の勤続歴でも受かることがあります。ですが、できれば1年ほど働いてから申し込んだ方が確実ですよ。
このように、仕事を続けている期間によっても借入のしやすさは変わります。特に非正規系の方は、少しでも長く働くことをオススメします。
- 勤続歴は収入より増やしやすい条件
- これを伸ばすのが現実的
非正規系の仕事で、正社員や公務員のような高年収を得るのはかなり難しいですよね。自給を上げてもらうことも、労働時間を増やすことも限界があります。
それに比べれば、勤続歴は毎日働くだけでドンドン伸びていきますので、少し意識すれば誰でも簡単に伸ばせるものです。パートなどになると、10年以上同じ職場で働いている人もおられますよね。
非正規系の仕事で少しでも確実に借入したければ、勤続年数を意識して伸ばしてください。
その他知っておきたいポイント
非正規雇用系の仕事はあまり借入に強い立場ではありませんので、場合によっては「保証人」を求められることがあります。
- 通常ならキャッシングに保証人は原則不要
- 審査のスコアがイマイチだと求められる事アリ
通常、キャッシングは保証人なしで使えます。保証会社が保証を肩代わりするためです。
キャッシングの返済が滞ったとき、金融機関や貸金業者に立替返済をする会社のこと。各利用者の保証人を一括して引き受けている形になる。立替返済をしてもらった後、遅れていた返済はこの会社に向けて行なうことになる。
この会社による保証は有料で、「保証料」という料金が必要。キャッシングの金利にあらかじめ含まれていることが多く、体感はしづらいが各利用者の支払いになっていることが多い。
審査のスコアがイマイチで、保証会社だけが完全に保証を引き受けられない場合、特別に保証人を必要とされることがあります。非正規雇用系の職業だと年収相場の低さと、雇用期間に限りがあることから、条件によっては保証人を求められやすい立場です。
保証人を求められた場合、アナタの肉親にお願いするのが基本です。
- 父母
- 成人済みの兄弟
- 成人している親戚
ほとんどの場合、父親か母親かのどちらかをお願いされることが多いです。コレが難しい場合、成人していて収入もある兄弟や親戚を保証人とできます。
その方にも相応の返済能力が必要ですので、未成年者や無職の相手は肉親でも保証人にできません。両親以外の肉親を選ぶ場合はご注意ください。
ちなみに、保証人を求められる場合でも、「担保」はあまり求められません。
- 担保に出来る資産に限りがある
- 資産の価値の算定など手続きが複雑になる
- 保証人の方が使われやすい
担保にできるのは、土地や住宅といった「不動産」など、一定の価値がある資産です。「タンス」や「洋服」、「カバン」といった日用品は、担保にできないのが普通です。
これを求めたところでそれらしい資産を持っている方ばかりではありませんし、あったところで、その資産に本当に価値があるのか、市場価格を調べる手間もかかります。
キャッシング側にとっても手間が多いため、審査のスコアが微妙だったときに求められるのは、主に「保証人」です。非正規雇用の場合、キャッシングで借りるときもこのような可能性があることは一応知っておくといいでしょう。
非正規雇用でも借入はできる!
これら職業で使いやすいのはキャッシングくらいで、あまり借入には向いていないと感じられたかもしれません。しかし、パート・アルバイトでもしていれば、最低でもお金は借りれるということでもあります。(こちらもご参考に→レイクのカードローンはフリーター向け?)
非正規雇用の仕事は、比較的誰でもできる仕事ですよね。
- 比較的簡単な仕事
- 資格や前歴を問われないことが多い
高い年収などは望めませんが、その代わり特別な資格や経歴なども求められません。仕事がなくて困ったとき、一時的に始められることも多いですし、これだけで食べていくこともできる、柔軟に使える仕事です。
どなたでも就くことがあり得る仕事ですから、これでも借入できることを知っておいて損はありません。ちゃんと働いて継続的に収入さえ得ていれば、キャッシングを使って借入できることをぜひ覚えておいてくださいね。
正規雇用系はどのローンでも使いやすい!特殊な注意点も知っておこう
次に、正社員や公務員といった正規雇用系で使えるローンや、借入のポイントについてご紹介していきます。これらではローンの種類に関わらず使えることが多いため、自動車ローンや住宅ローンなどの利用のポイントも知っておくといいでしょう。
ローンとの相性
まずは各ローンとの相性です。
ローンの種類 | 相性 |
---|---|
信販・消費者金融系キャッシング | ◎ |
銀行系キャッシング | ◎ |
優良キャッシング | ○ |
その他ローン | ○ |
どのローンとも相性がいいのが特徴です。こうなる理由は、正規雇用系の職業の特徴によります。
- 年収300~400万円以上になることも多い
- 社会保険つきが基本
- 雇用保証あり
- ボーナス、昇給もありえる
- 福利厚生は手厚い
正社員や公務員は待遇が厚く、年収も高くなりがちです。その上、雇用も保証されていますから、本人の意志に反して退職になることも比較的少ない立場ですよね。
職業の待遇が総じて厚いため、非正規系でも使えるキャッシングならもちろんのこと、優良キャッシングの利用でも可能です。
たとえば、りそな銀行の「りそなプレミアムカードローン」といった、優良キャッシングも使えます。同銀行の一般向けキャッシング「りそなクイックカードローン」と条件を比べてみましょう。
借入条件 | プレミアム | クイック |
---|---|---|
金利 | 3.5%~12.475% | 9.00%~12.475% |
最大限度額 | 800万円 | 200万円 |
優良キャッシングの方が、明らかに条件がいいですよね。これを本格的に利用するには、高いステータスが必要です。
- 高額限度額の利用には高額年収が必要
- 限度額300万円以上は収入証明が必要
最高800万円まで借りれる高額キャッシングですが、限度額が高額になるほど、求められる年収も高くなります。申込み制限こそありませんが、年収が低い方が申し込んでも高額利用は難しいでしょう。
結局、年収が高くないと、一般向けキャッシングの「クイック」と変わらない利用条件になることが多く、あまり意味がないのですね。このようなことから、主に高額年収者向けの商品です。
このように、ステータスが高くないと優良キャッシングの利用は難しいのですが、正規雇用系の方なら問題ないわけですね。また、その他のローンでも利用は可能です。「マイカーローン」や「住宅ローン」といった目的別ローンを使えることも多いでしょう。
職業の条件がいいため、アナタの希望に応じて様々なローンを使えます。
これら職業でも勤続年数への意識はお忘れなく。
より上手に借入するために知りたいコツ
どのようなローンでも使えることはもう前提として、より上手に借入するためのコツを知っておくといいでしょう。一つオススメなのは、「目的別ローンの保証料・事務手数料」です。
- 最終的には借入金利に含まれる例が多い
- 借入前には別表示になっていることがある
借入前に金利を確認するのは基本ですよね。ただ、その金利が何を示すものかはよくご確認ください。キャッシングのところでも保証料の話は少し出ましたが、あちらでは「金利に含まれていることが多い」とご紹介しましたよね。
目的別ローンの場合も同じで、保証会社への保証料が必要なことがよくあります。ただ、それを含めた上での金利表示になっていることと、別表示になっていることがあるのです。
保証料が別表示になっている場合、そのローン自体の金利にさらに1~2%ほど足した数値が、実際の金利になることが多いです。
これは「マイカーローン」などでよく言われる注意点です。車を買うために組むローンだと、100万円以上のお金を借りることも多いでしょう。すると、金利が1%高くなっただけでも、実際に支払う利息がかなり増えることになります。
正式にローンを組んだ後、金利はいくらになるのか、事前によく確認してくださいね。また、金利は問題なかったとしても、その他の出費がないかも要確認です。
- 事務手数料が必要な場合アリ
- 利息と同じく負担に関わる条件
たとえば、住友sbi銀行のマイカーローンでは「借入金額の2%相応」の事務手数料が別途必要です。これに消費税もかかります。金利と合わせ、必ず確認しておきたい項目です。
マイカーローンを始め、目的別ローンはキャッシングよりも低金利で借りれることも多いですが、事前に条件をよく確認しないと、思ったよりも負担が大きかったということもよくあります。
キャッシング以外のローンを使うときは、保証料や事務手数料などをよく確認の上、ご利用ください。
住宅ローンを利用するときの注意点
目的別ローンの中でも「住宅ローン」はかなり特殊なローンで、利用にあたって知っておきたいことがさらにあります。これの利用を考えている方は、次のものにもご注意ください。
- 生命保険加入が審査を通過する条件の一つ
- 登記に関わる費用も別途必要
住宅ローンは1千万円を超える金額を借りることもあるため、返済期間が10年以上に渡ることも増えます。その期間に借入した人に重いケガや病気が起こると、貸したお金が返ってこなくなりますよね。
そのときに備えるため、住宅ローンを利用するためには生命保険に加入することが必須となることが多いのです。保険についても指定があり、ほとんどの場合は「団体信用生命保険への加入」となります。
住宅ローンの返済保証を目的とした専用の生命保険。重いケガ・病気で住宅ローンが返済不能になったとき、借入した人に変わって金融機関に返済をしてくれる。一般の生命保険と違い、保険金の受取人は契約者ではなく、住宅ローンを貸した金融機関になっている。
これに加入する必要があるため、健康状態までもが審査対象となります。心臓に持病があるなどして生命保険に加入できないと、住宅ローンの利用者資格を得られず、結局ローン自体が組めなくなるからですね。
ローンの利用に有利な正規雇用系の方も、住宅ローンを組むときには職業以外の部分も必要になりますのでご注意ください。また、住宅ローンを組む前には、他のローンには見られない初期費用がかかります。それが「登記費用」です。
- 住宅ローンを差し押さえる権利のために必要
- 返済不能になったときは住宅差し押さえに
- 司法書士に頼んでの手続きになる
- この費用はローン利用者持ち
利用者の健康状態には関係なく、経済的な理由で返済不能に陥ったときは、その住宅や土地などを金融機関に差し押さえられます。これをやるために、事前にその権利を登録しておかないといけないのです。それが「登記」です。
この手続きは司法書士に依頼する専門的なものとなるため、これにかかる手数料が発生します。それもローン申込み者の負担となり、利用前の初期費用として請求されます。
住宅ローンの利用を考えているときは、以上のようなポイントも確認した上で利用してくださいね。
資金使途の確認もお忘れなく
キャッシング以外のローンを使うときは、資金使途を必ずご確認ください。
- 目的別ローンは資金使途に制限がある
- 詳細も金融機関によって違いがある
キャッシングで借りたお金なら、使い道は原則自由です。しかし目的別ローンはそうもいきません。マイカーローンで借りたお金は、車関係への利用に制限されています。
また、同じマイカーローンでも、金融機関によって使える範囲に違いもあります。車本体や付属する部品の購入にしか使えない物もあれば、自動車免許の取得費用にも使える物もあります。
そのローンで借りたお金の使い道は事前に確認できますので、忘れずに確認してくださいね。以上のように、正規雇用系だと使えるローンは様々ですが、その分、知っておきたいポイントや注意点も増えます。
キャッシング以外のローンも利用したい方は、より上手に借入するため、これらのことも合わせて確認するといいですよ。
ただ、キャッシングにはない注意点も知っとく方がいいだす。たとえばマイカーローンは金利と保証料が別表示になってることがある…とかだすな。住宅ローンを使いたかったら、生命保険に入れることも借入条件になるんだべ。
こういうの知らないと、年収の申込み制限はクリアできても、微妙に損したりするだす。気を付けるんだすよ。
自営業者は実績次第!収入があれば借入できる
次にご紹介するのは「自営業の場合」です。一概に言うのが難しいのですが、それで収入を得ている実績があれば、借入はできます。その際には営業の実績等の証明が必要など、いくつかポイントもありますのでご紹介していきましょう。
向いているローンは自営業の内容次第
自営業で向いているローンですが、一概にはご紹介できません。先の職業と違って実態や年収にバラつきが大きいためです。年収が100万円にも満たない自営業もあれば、1千万円を超える自営業もありますよね。
向いているローンは、これら自営業の内容によります。それぞれに応じて、先の内容を参考にしてください。
- 零細自営業系は非正規雇用と同じ
- 大手自営業系は正規雇用と同じ
ちなみに、自営業者でいう「年収」とは、「所得金額」になることが多いです。
- 総収入金額ではない
- 総収入金額から経費を引いたもの
商売には元手となるお金が必要ですよね。勤め人と違い、自営業者は仕事で必要な設備や備品、その他の費用を全部自腹で出す必要があります。
これらお金は「経費」となり、総収入からこれを引いた金額が実際の儲け(所得)です。自営業者の皆さんにはおなじみのことですよね。
この所得金額を基準に、収入の高低を判断してください。目安となる所得は200万円です。これを下回るときは、非正規雇用の方と同じローンの利用を考えるといいでしょう。この基準を大きく超えられると、正規雇用と同じように、ローンの種類を問わずに借入できることが増えます。
以上のように、自営業の方はそれぞれの事業内容や年収に応じて、向いているローンを考えてみてくださいね。(⇒自営業者でもキャッシングで借りられる?)
安定収入は同じく必要!営業年数は長めにほしい
自営業でも安定収入の有無がもちろん確認されます。判断基準は「営業年数」です。勤め人で言うところの「勤続年数」にあたるものですね。コレが長いほど、借入しやすくなります。
ただし、自営業者はなかなか信用を得にくいところがあります。勤め人よりは若干長めにこの年数が欲しいところです。
下の表を見てください。
営業年数 | 審査での評価 |
---|---|
3年以上 | ○ |
1年以上 | △ |
半年以上 | △ |
半年未満 | × |
キャッシングなら1年程度の営業年数で借りれることは多いですが、たまに「1年半以上」といった風に、勤め人よりも少し長めに営業年数を求められることがあります。
営業年数が問題にならなくなる基準は「2~3年」程度です。勤め人の基準よりも若干長めの営業年数があった方が安心です。これが1年に満たないくらい短い場合、信販・消費者金融系キャッシングなら借りれることもありますが、勤め人よりも審査には落ちやすいです。
信用を得られるまでに時間がかかるので、特に新規開業する方はご注意ください。
- 開業直後はほとんど借入できない
- 開業後1~2年は借入ナシで営業できた方がいい
株式会社を作ったり、フリーランスとして独立するのも簡単ですが、開業直後はほとんどのローンで利用不可となりがちです。勤め人なら、同業他社へ転職した場合など、転職直後でも借入できることがあります。これに比べると、事業の新規開業はローンの利用にかなり不利です。
何らかの借入を使えるようになるまで1~2年はかかりますから、それくらいは借入ナシで乗り切れるような計画でいた方が安心です。豆知識として知っておいてくださいね。
営業の事実を証明することが必要に!
自営業の方が必ず押さえたいポイントは、「営業の事実を証明する事」です。よくあるのは「収入証明書類の提示」です。本当に自営業で収入を得ている方なのか、その証明のために次の書類などを求められます。
- 納税証明書
- 確定申告書
- 住民税の通知書
自営業の方には給与明細や源泉徴収票といったわかりやすい収入証明書類がありませんので、主に納税関係の提示を求められます。
本当にその事業での収入があるなら、それに対する課税もあったはずです。税金の書類を見れば、自営業での収入の有無を公的に確認できるというわけです。
自営業の方が借入する場合、キャッシングでもこの書類の提示を義務付けている場合があります。たとえばイオン銀行のカードローンなどです。
ここでは希望金額に関わらず、自営業者は収入証明が必須です。ちなみにキャッシングは、少額借入では収入証明を求めないのが基本ですので、これは自営業者ならではのポイントです。
収入証明書類を用意できないときや、その他ローン側が求めるときは、次のような物も求められます。
- 取引書類
- 事務所の固定電話番号
取引書類とは、請求書や領収書といった書類です。日々の取引で発生している何らかの書類で、見せても差支えのない物の提示を求められます。
また、本人確認の一環として、事務所に置いてある固定電話番号を求められることもあります。携帯電話だけでは貸付を断られることもあります。自宅と兼用でも構いませんので、固定電話が一台あると安心ですよ。
以上、自営業者が借入するときには、アナタの仕事や収入の事実を何らかの方法で証明する必要があるのですね。重要なポイントですので、ぜひ覚えておいてください。
自営業者のキャッシング利用時の注意点
どのような自営業の方でも使いやすいのは「キャッシング」ですが、これを使うときの注意点として「事業資金の可否」があります。
- キャッシングの資金使途は原則自由
- 事業資金のみNGとされることがあり
- 銀行系キャッシングでよくある条件
キャッシングの資金使途は原則自由だと先にもご紹介しましたが、事業資金だけは例外的に使えないとされることがあります。日常的に事業資金を使うことがある自営業の方には、かなり重要なポイントです。
目安として、「経費」に挙げる物には、キャッシングで借りたお金を使わないか、使うときには事前にキャッシングの規約を確認するかした方がいいですよ。
事業資金がNGになりやすいキャッシングとは、銀行系のものです。たとえば、次のものは事業資金には使えない銀行キャッシングです。
- 新生銀行カードローン(レイク)
- 三菱東京UFJ銀行カードローン(バンクイック)
- 三井住友銀行カードローン
- みずほ銀行カードローン
レイクやバンクイックなど、キャッシングとして有名なサービスもありますが、これらを使って事業資金を借りると規約違反になります。自営業の方はご注意ください。
ただ、すべてのキャッシングで事業資金がNGなわけではありません。たとえば消費者金融系キャッシングの「プロミス」は、事業資金も借りれるキャッシングです。事業資金を借りたい方は、これらを選ぶようにしてくださいね。
営業年数は長めに取っとくのが安心だべ。勤め人よりも長めの収入実績がないと借入できなかったりするだす。それと、収入証明の提示が必須になってたりするんだべ。仕事と収入の証明が要るんだすな。
自営業は独特の注意点が多いんだべ。キャッシングなら使いやすいだすが、事業資金には使えねぇサービスも多いから、これも知っとくといいべよ。
収入があればキャッシングで借りれる!実績なき職業は貸付対象外
以上、各職業別に借入との相性をご紹介してきましたが、最後に「借入できない職業」についてご紹介しておきましょう。大半の職業は貸付対象者に入るのですが、一部には対象外になる職業もあります。
気をつけたい職業とは
借入が難しい職業は、次のものです。
- 収入がない
- 就業の実績を確認できない
直接収入を生まない仕事の場合は、借入が難しくなります。たとえば、次のものです。
- ニート
- 家事手伝い
- ボランティア
生活費さえどこかから入っているなら、これらの立場でも生きられますよね。しかし本人に収入がありませんので、借入は難しくなります。
また、社会的に職業と言われる立場に就いても、就業の実績を確認できない場合は貸付対象になりません。たとえば、次の状態です。
- 収入の実績がない自営業
- まだ派遣されていない派遣社員
自営業は本人が名乗るだけなら誰でもできます。派遣社員も似たようなもので、ワーカー登録すればいいだけですよね。これら仕事は就業の実績がなくても、肩書きを名乗るだけなら比較的簡単です。
ですから、借入前には就業や収入の実績を確認されるのです。これができないときは、貸付対象外とされます。以上のように、収入の実績がない立場や職業では借入できません。それ以外の職業であれば、何らかのローンで借入はできますのでご安心くださいね。
前職や転職歴、収入以外の条件は原則関係ナシ
どれか一つの職業をずっと続けているのではなく、転々と色々な職業を続けてきた方の場合は、「現職」で判断してください。
- 現在の職業で審査されるのが普通
- ポイントは主に年収と勤続歴
- 前職以前はそれほど影響しない
ローン審査では職業について必ず聞かれますが、それは現職についての情報です。それも、収入やその安定度に関わる条件が中心で、それ以外のものは特に影響しません。たとえば、次のような条件は特に見られないのです。
- 企業の知名度
- 社内での地位
- 部下の有無
有名企業に勤め、社内でも多少の地位があって部下がいる…といった条件があってもなくても、借入にあまり関係しません。ここまで細かいことはローン審査で聞かれません。
仮に聞いたところで、ここまで詳細な情報は外部から確認も取れないのです。収入関係以外の条件は借入にほとんど影響しませんので、ご安心くださいね。
また、現職以前の職業や、これまでの職歴などは聞かれないことがほとんどです。
仮に、前職が「無職」や「家事手伝い」といった仕事でも、収入を得られるものに転職し、すでに1年以上続けている場合は、借入できることがほとんどです。
職を転々としてきた方でも同様で、転職の多さが借入に不利になることもありません。現職で収入を得ており、すでに勤続歴も十分なら何の問題もないのです。
ただし、優良ローンなどになると、たまに過去の職歴も聞かれる物があります。現職での状態が十分ならさほど心配は要りませんが、それが原因で審査に落ちたと思うときは、過去の職歴を問わない別ローンを使うといいでしょう。
目的別ローンなどでも、職歴を問わないものはたくさんありますので、特に困ることはありませんよ。
不安なときはキャッシングがオススメ
「私の職業でも借りれるの?」といったことや、「職歴が問題になりそう」といった不安があるときは、ローンの中でもキャッシングを選べばOKです。
- もっとも借入が簡単なローンの一つ
- どの職業・状態でも借りやすい
これまでご紹介してきたように、キャッシングはどの職業でも利用がしやすく、また、勤続歴が短い状態でも使える物でしたよね。シンプルなサービスですので、利用に当たって知っておきたいポイントも少なめです。
借入に不安があれば、とりあえずキャッシングの利用をオススメします。これで借りれなければ、他のローンでも借りれないことがほとんどですしね。
これで借りれた時は、あとで他のローンに借り換えることもできますから、困ったときにとりあえず選ぶサービスに向いていますよ。これまでご紹介してきた内容と合わせ、アナタの職業に向いているローンを上手に使ってくださいね。
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けど、どの職業でも使いやすい「キャッシング」があるから、ちょっと安心だすな。「オラの職業でも借りれんのか?」って不安になったら、とりあえずこれ選んどきゃ借りれそうだべ!
借入しやすくするコツは、勤続年数を長く取ることだべ。これがあると安定収入があるから審査に受かりやすくなるんだす。でも審査のスコアが低くなりやすいだすから、特別に保証人を求められやすい職業でもあるだす。一応知っとくといいべよ。